サミュエル・L・ジャクソン70歳、あと10年はニック・フューリー演じたい ─ 『キャプテン・マーベル』ではCGで大幅若返り
マーベル・シネマティック・ユニバースの記念すべき第1作、映画『アイアンマン』(2008)からニック・フューリー役を演じているサミュエル・L・ジャクソンが、今後10年間はフューリー役を演じ続けたいという意志を明らかにした。
1948年12月21日生まれのサミュエルは、つい先日の2018年12月に御年70歳を迎えたばかり。1990年に42歳でブレイクした経歴を持つ彼は、ハリウッドにおける“遅咲き俳優”の一人としても語られる。その活動は非常に精力的で、一年間の公開作品が3本を下回ることは少なく、多い年には6本もの映画が発表される年もある。とにかく、とんでもない働き者なのである。
そんなサミュエルは、このたび米The Hollywood Reporterの取材にて、“80代までフューリーを演じられたら嬉しい”と述べた。次回作『キャプテン・マーベル』をもって、サミュエルはマーベル・スタジオとの9本にわたる出演契約を満了するが、今後もユニバースに残り続ける意志は強いようだ。
実際のところ、フューリーは『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の続編映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)にも登場することが判明しており、サミュエルは撮影を完了している。きっと『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日)でも姿を見せてくれることだろう。
インタビューの中で、サミュエルは「マーベル映画のアレック・ギネス(『スター・ウォーズ』オビ=ワン・ケノービ役)になれますね」と語った。ソニー・ピクチャーズが製作している『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の契約形態は不明だが、おそらくマーベル・スタジオとの出演契約も更新されることになりそうだ。もしくは、すでに更新されている可能性もある。
ちなみにサミュエルは、1995年を舞台とする『キャプテン・マーベル』ではCG処理で見た目を大幅に若返らせての出演となる。その表情は、1998年の映画『交渉人』のサミュエルをもとに造形されたということだ。

通常、CGで「若返り」を実現する場合は、本人と代役の若い俳優が同じ場面を演じ、あとから合成処理を施さなければならない。しかしアンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督によれば、サミュエルにその必要はなかったという。
ライアン:サミュエルは素晴らしい見た目の70歳なんです。[中略](若返りの)テストや準備をしたところ、サミュエルならば通常の方法を使わなくてもいいとわかりました。すでに見た目がとても良かったからなんです。撮影をとてもスムーズに進めることができました。
アンナ:映画の冒頭5分間で、(サミュエルが)本当は70歳だってことを観客は忘れることになりますよ。
うん、あと10年くらいはぜんぜん大丈夫そうである…!
映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)全国ロードショー。
公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html