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マーベル、コミコン怒涛の発表に「アーマー・ウォーズ」がない ─ 「トニー・スターク最大の恐怖」描く注目作いずこに?

怒涛の新情報ラッシュ!2022年7月21日〜24日に開催された米サンディエゴ・コミコンで、イベントが最も盛り上がる24日にプレゼンテーションを行ったマーベル・スタジオからは、新作発表が多量投下された。

まだ謎に包まれている部分も多いが、なんと2026年のフェーズ7に至るまでのロードマップが発表(現在はフェーズ4だ)。注目作やサプライズ発表の数々には目も眩むほどだが、実はこのラインナップの中に一つ欠けているものがある。ドラマ「アーマー・ウォーズ(原題)」だ。

「アーマー・ウォーズ」とは、ドン・チードルが演じたウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズに焦点を当てるシリーズ。トニー・スターク亡き世界、というのが主題の一つで、「アイアンマン/トニー・スタークにとって最大の恐怖だった、“もしも技術が悪の手に渡ってしまったら?”が現実化する」というファンにとって興味深い内容。撮影は2022年秋に米アトランタで開始されると伝えられており、脚本はヤシル・レスター、製作総指揮はジェナ・バーガーといった采配も判明している。

ところが、この度のサンディエゴ・コミコンで発表されたラインナップの中に、「アーマー・ウォーズ」の名前がどこにもないのだ。「シークレット・インベージョン」や「エコー」、「ロキ」シーズン2に「アイアンハート」「アガサ:カヴン・オブ・カオス」といった他のドラマがフェーズ5作品として発表されたにも関わらずである。

考えられる理由は2つ。「アーマー・ウォーズ」が頓挫になってしまったということだ。本作は、プリプロダクション(撮影前準備)こそ進められていたものの、撮影自体はまだ開始されていない。

製作都合上か、もしくは物語の進行都合上、「アーマー・ウォーズ」を取りやめてしまったのか?脚本のレスターはこの話題に対し、「まだ動いていると約束します」とInstagramで反応。ひとまず、頓挫の心配はしなくても良さそうだが、製作に遅れが生じているということは考えられる。

そこで、あえて隠し球にしているのかもしれない。マーベル・スタジオは2022年9月に開催されるディズニーの大型イベント「D23」にも登場予定。母体ディズニー渾身のイベントとあって、マーベルはこちらにも焦点を合わせている可能性がある。今回のプレゼンテーションでは、他に『X-MEN』や『デッドプール』に関する発表もなかったため、「D23」で「アーマー・ウォーズ」を含めて補完的に発表がなされるかもしれない。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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