『search/サーチ』続編が始動へ ─ 新たなキャラとストーリーで全編PC画面スリラー再び

全編がPC画面の中だけで進行する異色の構成が大受け、2018年のサンダンス映画祭で観客賞(NEXT 部門)に輝いた映画『search/サーチ』第2弾の企画が明らかになった。
米Deadlineが伝えた後、監督を手掛けた超新鋭のアニーシュ・チャガンティもTwitterで事実を認めている。ただし、1作目で登場したジョン・チョーとミシェル・ラーの父娘は登場しないらしい。
It’s true. But note: the story will not follow the same characters or plot line as the first. Most importantly, we see this as an opportunity to tell another original, tech-driven thriller. If we can do that AND help bring new faces/voices to the industry, bonus points 🙂 https://t.co/eg9AnfpD9V
— Aneesh Chaganty (@aneeshchaganty) August 14, 2019
「(続編報道について)事実です。ただし、1作目と同じキャラクターやあらすじを追うストーリーではありません。オリジナルで、テクノロジー起点のスリラーを、また新たに描くチャンスだと考えていることが一番重要。もしもそれが可能で、新たな顔や声をこの業界にもたらすことが出来たら、ボーナス・ポイント。」
米Deadlineによれば、1作の製作陣が続投する見込みだという。プロデューサーのひとりナタリー・カサビアンも「そう、もう1回やるよ」と認めた。
『search/サーチ』には、主人公デビッド役のジョン・チョーが「古典的なスリラーを斬新な語り口で伝える映画」だと賞賛を送り、アニーシュ監督は「昔ながらのストーリーだが、型破りな方法での映像化に挑戦した」と振り返っている。“全編PC画面”に隠された秘密のひとつは、登場人物の感情が高ぶる場面で、その表情を過剰にPC画面にクローズアップさせたことだという。“全編PC画面”という斬新な手法のみならず、二転三転するスリリングなストーリーも高評価に繋がった。
続編でもこのスタイルを継承しながら、新たな物語を描く。劇中ではSNSの生配信やFaceTimeなど、普段の私達にも馴染み深いテクノロジーが多数登場した。続編でもデジタルトレンドの最前線が取り入れられる物語に期待したい。
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Source:Deadline