動画生成AIのSeedance 2.0が声明「懸念は承知している」「不正利用防止の措置を講じている」

バイトダンス社は、動画生成AIサービス「Seedance 2.0」を巡る批判の高まりを受け、知的財産および肖像権保護に関する対策を強化すると明らかにした。
Seedance 2.0は、TikTokを運営する中国バイトダンス社が発表した新たな動画生成AI。SNS上では、わずか2行のプロンプトで生成されたというトム・クルーズとブラッド・ピットの格闘映像をはじめ、既存の映画キャラクターや著名人を想起させる映像が多数共有され、著作権や肖像権侵害の可能性をめぐって議論を呼んでいた。
米映画業界団体モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)は、「著作権法を無視している」「直ちに侵害行為を停止すべきである」として強く警告。SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)も「容認できない」との声明を発表したと報じられている。さらに、米ディズニーやパラマウントもバイトダンス社に対し、対応を求める書簡を送付したと伝えられている。
こうした状況を受け、バイトダンス社は英BBCを通じ、「知的財産を尊重しており、Seedance 2.0に関する懸念は承知している。ユーザーによる知的財産や肖像権の不正使用を防止するため、既存のセーフガードを強化する措置を講じている」とコメント。同社は、いかなる侵害の可能性も深刻に受け止めているとした。もっとも、具体的な技術的対応や運用基準の詳細については現時点で明らかにされていない。
日本国内でも、ウルトラマンなどの人気キャラクターや実在の政治家を無断で用いたとみられる生成映像が拡散し、波紋が広がった。知的財産政策を担当する小野田紀美参議院議員も懸念を示し、改善を求める姿勢を示している。日本アニメフィルム文化連盟はバイトダンス社に問い合わせを行い、「当該AIモデルは正式公開前のものであり、現在速やかに対応を進めている」との回答を受けたことを明らかにしている。
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