『ドクター・ストレンジ/MoM』恋人クリスティーン役の才能が発揮されていないと不満だったサム・ライミ、「絶対また起用しよう」ということで『HELP/復讐島』主演に決定

サム・ライミ監督は最新作『HELP/復讐島』で、主演のレイチェル・マクアダムスを前作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)から連続再起用した。実はこの背景には、『マルチバース・オブ・マッドネス』での心残りがあったという。
マクアダムスはマーベル『ドクター・ストレンジ』シリーズで、主人公ドクター・ストレンジと恋仲となるクリスティーン・パーマーを演じた。クリスティーンは、サム・ライミがメガホンを取った『マルチバース・オブ・マッドネス』でも重要な立場を担っていたが、監督は彼女の役割が今ひとつだと不満を抱いていたようだ。
英Total Filmのインタビューでサム・ライミは、「彼女は完璧な方でした。とても素晴らしい女優だからです」とマクアダムスを絶賛。さらに、「前回の作品(『マルチバース・オブ・マッドネス』)でも彼女と一緒に仕事をする機会がありましたし、彼女の才能がどれだけ高いものかを実感しました」と称賛する。
しかし、同時に「その才能が十分に発揮されていないとも感じました」と打ち明けるサム・ライミ。「だからこそ、絶対にまた彼女と仕事をしたいと心に誓ったんです。そして今回の映画が実現したんです」と、『HELP/復讐島』での連続起用の理由を語っている。
「彼女の温かみは素晴らしいですね。彼女はこれまで、ダークで恐ろしい、ヴィランのような役はこれまで演じていませんでした」と続けるサム・ライミ。マクアダムスはこれまで『きみがぼくを見つけた日』(2009)や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2013)などラブロマンス作品での活躍が多く、サム・ライミ監督作のようなゴア描写も混じるホラー・スリラーは新境地だ。逆に言えば、『マルチバース・オブ・マッドネス』での縁が素晴らしいきっかけになり、『HELP/復讐島』のスリリングな演技が実現したということでもある。

「本作は、フーダニット形式ではなく、次はどうなるのか?ということに焦点を当てています。そこが観客への狙いでした」とサム・ライミは続ける。本作でマクアダムスは、パワハラクソ上司と無人島で二人きりになってしまい、隠し持っていたサバイバルスキルをフル活用して上司に復讐を仕向ける怪演を披露している。
「予測不可能な展開です。右に曲がるかなと思ったら、左に曲がる感じ。私たちが知る、愛する善良な彼女が恐ろしい悪になる、そこが大事なポイントでした」。ストレンジとの愛をドラマチックに演じた『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が、パワハラクソ上司への憎しみを炸裂させる『HELP/復讐島』へ繋がった。映画もキャリアも、まさに予測不可能だ。
『HELP/復讐島』は絶賛上映中。
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Source:Total Film



























