『シャン・チー』米国興行収入、コロナ禍の新記録達成へ ─ 『ブラック・ウィドウ』抜き、2億ドルも視野に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が、『ブラック・ウィドウ』(2021)を抜き、コロナ禍における米国興行収入記録の首位に輝く見込みだ。
米Deadlineによると、2021年9月23日(米国時間)の時点で、『シャン・チー』の米国興収は1億8,320万ドル。『ブラック・ウィドウ』の米国興収が1億8,340万ドルのため、わずか20万ドルの差に迫った。24日(同じく米国時間)にも『ブラック・ウィドウ』の数字を超えるほか、26日には最大で1億9,520万ドルにも達すると予測されている。2億ドルの大台に乗れば、2020年1月公開『バッドボーイズ フォー・ライフ』以来の快挙だ。
コロナ禍にあって、ディズニーは劇場公開と配信展開の両面に取り組んでおり、『ブラック・ウィドウ』は劇場公開同日より、ディズニープラス(Disney+)にてプレミア アクセスとして配信がスタートした。したがって、今回は劇場興収データのみでの比較となる。しかしながら『シャン・チー』のヒットは、映画館業界がゆるやかに以前の活況を取り戻しつつあることの証左といえるだろう。今後はディズニーのみならず、スタジオ各社が配信から映画館に再び軸足を置き直すことも期待される。
なお『シャン・チー』『ブラック・ウィドウ』に次いで、コロナ禍における米国興収成績の第3位に座するのは『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)の1億7,297万ドル。ただし同作は海外市場での大ヒットにより、全世界興行収入では7億1,656万ドルというぶっちぎりの成績を示している。コロナ禍の世界興収ランキングは、『ゴジラvsコング』(2021)の4億6,786万ドル、『ブラック・ウィドウ』の3億7,829万ドル、『TENET テネット』(2020)の3億6,365万ドルと続く。『シャン・チー』は3億2,720万ドルだが、ここからどこまで迫れるか。
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Sources: Deadline, Collider, Box Office Mojo