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『シャン・チー』監督、『ブラックパンサー』監督からの励ましで参加を決意「気持ちが楽になった」

デスティン・ダニエル・クレットン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469282532/ Remixed by THE RIVER

『ショート・ターム』(2013)がSXSW映画祭で観客賞&審査員賞に輝き、世界中から注目を集めた気鋭監督、デスティン・ダニエル・クレットン。その後、『ガラスの城の約束』(2017)『黒い司法 0%からの奇跡』(2019)と立て続けに話題作を発表し、次回作には、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年9月3日公開)が待機中だ。MCU作品に初参戦することになったクレットンだが、当初は本作の監督を引き受けることに躊躇していたのだという。

Slash Filmのインタビューにて、クレットンは「このようなビッグなスタジオ映画に足を踏み入れるのは本当に怖かったですし、それが自分に何をもたらすのかもわからなかったので恐れていました」と当時の心境を正直に語っている。今やハリウッド映画を牽引していると言っても過言ではないMCU作品。そんな映画の監督に抜擢されることは、多くの作り手にとって夢のようなことかもしれないが、だからこそプレッシャーもあっということなのだろう。

足を踏み入れるべきか否かを悩んでいたクレットンだが、『ブラックパンサー』シリーズのライアン・クーグラー監督による後押しを受けて、MCU作品に挑戦することを決意したのだという。「ライアンが僕に言ってくれた言葉で、気持ちが本当に楽になりました。“プレッシャーも大変で、これまで経験した中でも一番難しい仕事になると思います。でも、そんなプレッシャーや厄介事は、一緒に仕事をする人たちから感じることはまったくないはずですよ”と」。

そんな温かい言葉をかけたクーグラーというと、『フルートベール駅で』(2013)で世界中から注目を浴び、そこから『クリード』(2015)を経て、『ブラックパンサー』(2018)を手掛けることになった。クレットンと同じように、インディーズ映画からのし上がってきた監督として、彼が抱えていた不安を感じとることが出来たのかもしれない。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は2021年9月3日公開。

Source:Slash Film

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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