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『シャン・チー』監督、続編に出てほしいアジア映画のレジェンドとは ─ 「実現すれば人生の夢が叶う」

シャン・チー/テン・リングスの伝説
©Marvel Studios 2021

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)は、MCU初のアジア系ヒーローを登場させ、世界観を大幅に拡大した一作だ。すでに続編の製作も発表されており、監督・脚本にはデスティン・ダニエル・クレットンが続投する。

『シャン・チー』の魅力は個性豊かなキャスティングにもあり、主演を務めたシム・リウ、抜群のユーモアセンスと存在感を発揮したオークワフィナのほか、シャン・チーの父親ウェンウー役には香港映画のレジェンド、トニー・レオンが起用された。トニーがスーパーヒーロー映画でハリウッドに初進出したことは、アジア映画のファンにも大きな驚きをもって迎えられたのである。

では、クレットン監督が『シャン・チー』続編に招きたいアジア映画のレジェンドとは? 米Cinema Blendにて、監督は端的にこう述べている。

「えっと、もしジャッキー・チェンに出てもらえたら、自分にとっての人生の夢が叶うことになりますね。」

現時点で『シャン・チー』続編は企画段階にあるとみられるため、実際にジャッキーに出演オファーがなされるかどうかはまだわからない。しかし、もしも監督の意向通り、続編映画にジャッキーが登場すれば、これはトニー・レオンに続く大きなサプライズになるはずだ。ちなみにクレットン監督はディズニープラスでもMCUドラマの開発にあたっているため、『シャン・チー』以外にも可能性はある。

なお、ジャッキーは近年ハリウッド映画への出演を減らし、香港映画・中国映画に回帰する傾向にあるが、本人はハリウッド映画に出ないという意向ではない模様。2020年のインタビューでは「良い脚本に出会うのが難しい」と語り、たくさんの脚本を受け取ってはいるものの、“香港出身の刑事”という役柄があまりに多いことを明かしていた。「ジャッキー・チェンのいろいろな面を毎年のように見せられるようにしたい。アクションスターではなくアクションもやれる俳優として見てもらいたいし、同じことを繰り返したくはないから」とは本人の談だ。

果たして、『シャン・チー』続編にジャッキー・チェンの出演は叶うかどうか? 実現するにせよしないにせよ、注目のトピックが生まれたことには間違いない。

Sources: Cinema Blend, Movieweb

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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