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ダニエル・クレイグ版『007』マネーペニー役、次世代シリーズでの続投に意欲 ─ 感謝と愛着を語る

ナオミ・ハリス Naomie Harris
Photo by Liam Mendes https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Naomie_Harris_2,_2012.jpg

『007 スカイフォール』(2012)から『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)まで、シリーズの伝説的キャラクターの1人であるマネーペニーを演じたナオミ・ハリスが続投を希望している。

2021年9月の『ノー・タイム・トゥ・ダイ』ワールドプレミアから約3ヶ月、マネーペニー役のナオミ・ハリスが『007』との今後について米/Filmで語った。インタビュアーから、「ダニエル・クレイグも卒業したので、あなたもマネーペニーとしては最後だったのでしょうか?」と訊かれるや、「そんなこと言わないでくださいよ!」とハリス。再演には前向きでいるようだが、そう思うのには『007』シリーズだからこその特別な思いがあった。

「ぜひ戻りたいです。このフランチャイズが大好きですから。チーム一丸となって努力するって素晴らしいですよね。俳優って常に新しい人と出会うことの繰り返しで、3〜5ヶ月の間だけ特別な絆を築いて、それで終わりなんです。もうお互いに会うようなことはないので、とても寂しい気持ちになります。

でも『007』では(関係を)続けてこられて、最高の家族の一員になれてすごく嬉しかったです。だからこれからも参加し続けたいんです。私のキャリアに信じられない革命をもたらしてくれたのが、このシリーズ。このフランチャイズには感謝と愛着があるんです。

『007』への並々ならぬ愛情を伝えたハリス。話しぶりから察するに、今後については何も決まっていないようだが、ダニエル・クレイグ後の次世代『007』シリーズへの続投は、あながちありえなくもない。初代マネーペニー役のロイス・マクスウェルは『007 ドクター・ノオ』(1962)から『007 美しき獲物たち』(1985)まで、初代ボンドから3代目ボンドまでの作品に出演してきた。MやQも同様に、歴代作品ではサブキャラクターのシリーズ横断が行われてきたのだ。

もっとも、マネーペニーについては4代目ティモシー・ダルトン版、5代目ピアース・ブロスナン版、そして6代目のダニエル・クレイグ版のそれぞれで俳優が一新されてきた。7代目『007』シリーズの方針は定かでないが、ハリスやQ役のベン・ウィショー、M役のレイフ・ファインズが揃って続投したら、ファンにとっては嬉しいことだろう。

ちなみにウィショーやファインズも、『007』シリーズへの続投には前向きな姿勢を見せており、それぞれ「もし僕のQに未来があるなら素敵なこと」、「新たなボンドをこれからも鍛える気満々」と話していた。ここ近年の『007』ではオリジナルストーリーが続いており、これに伴ってボンド以外のサブキャラクターの活躍も目立ってきている。新時代に進む『007』だが、シリーズを支えてきたキャラクターたちのレガシーは変わらず引き継いでいってもらいたい。

Source: /Film

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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