DC映画『ザ・フラッシュ』ゾッド将軍再演のマイケル・シャノン、「マルチバースに混乱した」と素直な反応

ザック・スナイダー監督の『マン・オブ・スティール』(2013)でヴィランのゾッド将軍役を演じたマイケル・シャノンが、DCの新作映画『ザ・フラッシュ』への復帰について、米Looperのインタビューにて語った。
『ザ・フラッシュ』では地上最速のヒーロー、フラッシュ/バリー・アレンが、母親の死を阻止するため過去にタイプスリップしたことでマルチバースが衝突する事態に。うっかりバリーが変えてしまった未来ではゾッド将軍が復活し、世界が滅亡の危機にさらされてしまうのだ。シャノン扮するゾッドは予告編にも姿を見せている。
“ゾッド将軍役で復帰してほしい”とのオファーが届いた当時を振り返り、シャノンは「少し混乱しました」と率直な印象を語っている。
「“記憶によれば『マン・オブ・スティール』で僕は死んだと思うんですが。間違った人を復活させようとしていませんか?”と訊いたんです。それで、マルチバース現象について説明されたんですが……、僕はその点では少し遅れていました。僕は、このジャンルの映画をたくさん見ているとは言えませんからね。それら(スーパーヒーロー映画)が別に嫌いなわけではありませんが、自分でなにかの映画を観ようとする時に、その手の映画を選ぶことはあまりないんです。ですが、スーパーヒーロー映画を作るのは好きですよ。」
どうやらシャノンは、「マルチバース」という概念を事前に把握していなかった様子。もっとも、思いがけずゾッド将軍役として復活できたことについては「このキャラクターを見直すことが出来て良かったです」とコメント。再演については、「再び彼になりきるよう努めました。今回の彼は(以前とは)少し違うんです。彼はもう少し……どう表現したらいいのか分かりませんが、演じた時間が短いので、彼の考えをよく知ることは出来ませんでした」と振り返った。「ただ、これはゾッドの映画ではありません。エズラ・ミラーの映画ですから」。
なお、DCユニバースをリセットさせる超重要作となる『ザ・フラッシュ』には、『ジャスティス・リーグ』(2017)などのバットマン役であるベン・アフレックのほか、ティム・バートン版『バットマン』2作に主演したマイケル・キートンもカムバック。まさしく見逃し厳禁の注目作となっている。
映画『ザ・フラッシュ』は2023年6月16日(金)に日米同時公開予定。
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Source: Looper