『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラーは「とても親切だった」とマイケル・シャノン ─「叩かれているのには同情してしまう、それが妥当であっても」

ザック・スナイダー監督の『マン・オブ・スティール』(2013)でヴィランのゾッド将軍役を演じ、DCの新作映画『ザ・フラッシュ』へ復帰するマイケル・シャノンが米Vanity Fairのインタビューにて、主演のエズラ・ミラーへの意見を口にしている。
『ザ・フラッシュ』は「スーパーヒーロー映画史上最高傑作」ともいわれるほどの大絶賛を浴びているが、主演を務めたエズラはその製作中の2022年3月、ハワイにて治安びん乱行為とハラスメント違反のため逮捕。翌月にもハワイで第二級暴行罪のため逮捕され、6月には、過去に暴行や脅迫などで少女を支配したとして少女の両親から告発を受けていた。8月7日(米国時間)には、米バーモント州で留守中の住居に侵入し、酒瓶を盗み出した疑いで起訴を受け、2023年1月には罰金500ドルと1年間の保護観察処分を下されている。
様々な情報が行き交う中、シャノンはエズラについて、とても親切にしてくれたと彼の人柄に言及した。同時に、シャノン自身も現場に対する心配りを欠かさないのだという。
「この件について話すことはとても難しいのですが、この業界においては、私は常にみんなにたっぷり余裕を与えるようにしています。なぜならこの業界には事情を抱えている人がたくさんいますから。他の人と比べてより秘密を多く抱えている人もいます。誰かがスポットライトを当てられて叩かれていると、いつも同情してしまいます。それが妥当だと見なされているとしても、それでも恐ろしい状況ですよ。」
現在、エズラは精神科での治療に専念しているといい、2023年2月、DCスタジオCEOのピーター・サフランは「ここ数ヶ月の会話の感じですと、かなり大きな進歩を遂げているように思います」と語っていた。また、『フラッシュ』の監督アンディ・ムスキエティらもエズラが「今は元気にしている」と現状を報告し、更なる回復を祈るコメントを寄せている。
『ザ・フラッシュ』は2023年6月16日(金)に日米同時公開を迎える。保護観察期間中のエズラは、ワーナーによると、本作のプロモーションには「ごく限られた」参加を予定しているということだ。
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Source:Vanity Fair