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DC映画『シャザム!』続編、予告編が米公開 ─ 家族を守れ、アトラスの三姉妹&巨大ドラゴン登場

https://www.youtube.com/watch?v=Zi88i4CpHe4

DC映画『シャザム!』(2019)の続編『シャザム!:フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(原題:Shazam!: Fury of the Gods)』の米国版予告編が、2022年7月23日(米国時間)にサンディエゴ・コミコンで公開された。

エミネムの楽曲『Business』が使用された初の予告編は、ザッカリー・リーヴァイ演じる“身体は大人”のシャザムが、「正直、この力は僕にふさわしくないと思う。いったい僕に何ができるのか…」と語るところから始まる。画面に映し出されるのはジャスティス・リーグの面々だ。「赤いスーツに稲妻のヒーローはもういるし、アクアマンはめちゃ大きくて男らしいし、バットマンはカッコいい。だけど、僕はただの僕だから」

アッシャー・エンジェル演じるビリー・バットソンをはじめ、いまや彼らのきょうだいは「シャザム!」と叫ぶことでスーパーヒーローに変身できる。数年間にわたってヒーロー活動を続ける彼らは、養父から「どこに行くんだ?」と聞かれれば「犯罪と戦いに」と答えるのだ。もっとも、ビリー=シャザムは「みんな自分勝手だから、僕しか全員をまとめられない」と主張。ずっと話を聞いていた男は「ここは小児科ですが」と困惑するばかり。

前作から再び登場するのは、ジャイモン・フンスー演じる魔術師のシャザム。「ビリー、世界は君にかかっている。アトラスの娘たちがやってくる」という声とともに映し出されるのは、新キャストのヘレン・ミレンルーシー・リュー演じるヘスペラとカリプソが、博物館で古代の杖らしき物体に触れるさま。『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021)のレイチェル・ゼグラー演じる女性(役名不明)を含め、彼女たちこそが“アトラスの娘たち”なのだ。

シャザムの前に現れたヘスペラは「子どもたちが神々の力を盗んだ。とても個人的なことで」と話す。かたやシャザムは「僕にはあなたほどの経験はないかもね、だってあなたほど年寄りじゃないし。でも『ワイルド・スピード』は全部観てる」と応じ、「大切なのは…“ファミリー”!」と叫ぶも、あたりに家族の姿は見えない。シャザムは「ファミリー? これが合図だけど?」と漏らすばかりだ。

街に異変が起こる中、魔術師は「君の世界はこれに耐えられない」と口にする。やがて巨大なドラゴンも姿を見せるが、ビリー=シャザムは「僕にはどうにもできない」と弱気だ。それでも魔術師は「恵まれさえすれば、誰もが力にふさわしいんだ。戦え、家族のために、世界のために」と語りかける。

きょうだいが馬に乗って街を駆け、アトラスの娘たちが力を使い、ビリーたちはドラゴンに真正面から対峙する。シャザムがドラゴンにトラックを投げつけ、「最高の人生だ」と複雑な笑顔を浮かべる場面で映像は締めくくられた。

サンディエゴ・コミコンにはザッカリーやアッシャーのほか、ビリーの兄弟で親友のフレディを演じるジャック・ディラン・グレイザーらが登場。アッシャーは今回のビリーについて「“シャザミリー(シャザム・ファミリー)”を失うことを恐れているし、家族を守ることに集中しています」と語った。

監督を務めるのは、前作『シャザム!』のほか『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)などを手がけてきたデヴィッド・F・サンドバーグ。ちなみに予告編の小児科のシーンには、ワンダーウーマンのぬいぐるみとともにアナベルの人形が紛れ込んでいる。

映画『シャザム!:フューリー・オブ・ザ・ゴッズ(原題:Shazam!: Fury of the Gods)』は2022年12月21日に米公開予定。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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