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「シー・ハルク」エピソード監督、『マイティ・ソー バトルロイヤル』から影響 ─ 「コメディトーンと感情のバランスが絶妙」

マイティ・ソー バトルロイヤル
©2018 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では様々なジャンルに属する作品があるが、「正真正銘の法廷コメディ」と呼べそうな「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第5~7話で監督を務めたアヌ・ヴァリアが、大きな影響を受けたMCU映画とその理由について語っている。

俳優・脚本家・プロデューサーとしても活躍するヴァリアは、これまでにNetflixの青春ドラマ「私の“初めて”日記”」(2020‐2022)、「AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章」(2021‐)など数多くのコメディ作品で監督を務めている。コメディ分野での経験が豊富なヴァリアが米ポッドキャスト番組「Friends From Work」に出演し、まずはスーパーヒーローとコメディが融合した「シー・ハルク」のエピソードを監督する上で、目指した点について語っている。

「ファンとして面白いのは、ファンに対してサービスもしたいけど、恐れからではなく、真実味があって笑えるような形で物語を伝えたり、自分で新しい何かを生み出したいという気持ちがあります。コメディトーンと番組の感情的な核となる部分のバランスを取りながら、(脚本家の)ジェシカ(・ガオ)と(もう一人のエピソード監督の)カット(・コイロ)が土台を作ってくれたので、私はそれをベースに作っていったという感じです。」

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続けてヴァリアは、「シー・ハルク」でメガホンをとった時にインスピレーションを受けたMCU映画にも言及している。

「個人的には、タイカ・ワイティティが『マイティ・ソー バトルロイヤル』でやったことを参考にしました。誰もが感じていることだと思いますが、彼は非常に上手く、その(コメディトーンと感情的な部分)バランスを取っていましたからね。それはマーベル映画らしくないかもしれませんが、私の中で一番印象に残っていたんです。CGIキャラクターを即興で動かすといったような技術的なこともです。ですから、個人的にこの映画のことはよく考えたので、トーンや何かを創り上げていったとは言えないけど、そこから構築していったという感じですね。」

またヴァリアは、MCU作品に関わる前からマーベルの大ファンで、子ども時代には『インクレディブル・ハルク』のコミックを読んで夢中になっていたというから、監督にとって「シー・ハルク」は夢が実現したプロジェクトだったのではないだろうか。

ヴァリア監督が『マイティ・ソー バトルロイヤル』から大きな影響を受けた「シー・ハルク:ザ・アトーニー」はディズニープラスにて配信中。

Source:Friends From Work

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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