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『バットマン:スリー・ジョーカーズ』『アブソリュート・カーネイジ』『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』邦訳アメコミ発売、試し読みリンクつき

ShoPro Books(小学館集英社プロダクション)より、2021年5月発売の邦訳アメコミラインナップが到着だ。今月は、3人のジョーカーを描くバットマン:スリー・ジョーカーズ』と、映画やドラマの参考としても最適な『アブソリュート・カーネイジ』『ファルコン&ウィンター・ソルジャーの3作。試し読みリンクつきでご紹介しよう。

『バットマン:スリー・ジョーカーズ』(DC

バットマンの宿敵ジョーカーが持つ、犯罪者、道化師、コメディアンという3つの顔。それがもし一人ではなく、それぞれ別々の特徴を持った3人のジョーカーだったとしたら……? そんな悪夢のようなシチュエーションを描いた話題作『バットマン:スリー・ジョーカーズ』。

DCコミックスの「BLACK LABEL (ブラックレーベル)」とは、注目度の高いクリエイターを起用し、レギュラーシリーズとは独立した世界観でメジャーキャラクターの自由度の高いストーリーを展開するため立ち上げられたレーベルのこと。ShoPro Booksからも過去に『スーパーマン:イヤーワン』『バットマン:ラストナイト・オン・アース』などの邦訳作品が刊行されている。

そんなブラックレーベルの一つである本作『バットマン:スリー・ジョーカーズ』は、バットマン史に残る名作として知られる『バットマン:キリングジョーク』と『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』、2つの世界観を引き継ぐストーリーとして2020年に本国で刊行されたものだ。

『バットマン:キリングジョーク』は、ジョーカーのオリジンを描いた作品として、『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』はバットマン史上最大の悲劇と言われる2代目ロビンことジェイソン・トッドの死を描いた作品として知られている。

バットマンの最凶の宿敵にして、悪夢のような存在のジョーカーが3人存在する……この信じがたい事実に直面したバットマンは、自身と同じくジョーカーの“被害者”であるバットガール、レッドフードの二人とともに調査を開始。事件を追うなかで、3人のジョーカーによって張り巡らされた罠は、“被害者”たちのトラウマをえぐっていく。そして、ジョーカーの狂気の手はついにバットマン最大のトラウマへも迫り……?3人のジョーカーとは何者なのか? そして彼らの目的とは?

バットマン史におけるターニングポイントとなった重要作品を盛り込みながら本作で描かれるのは、犯罪に巻き込まれ一生消えない傷を追った者たちが、ヒーローになるかヴィランになるかの分岐点。それは、まさに『バットマン:キリングジョーク』で描かれたテーマでもあった。名作『バットマン:キリングジョーク』の精神的続編とでも言うべき本作、過去作とあわせて楽しみたい。

『アブソリュート・カーネイジ』(MARVEL)

公開が待ち望まれている映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』にも登場することで話題のスパイダーマン最強のヴィラン、カーネイジ。そのカーネイジとヴェノム、スパイダーマンらの大激突を描いた『アブソリュート・カーネイジ』がついに登場だ。

「大虐殺」という意味の名を持つスパイダーマンの最強のヴィラン、カーネイジ。ヴェノムと同じく、宇宙からやってきた寄生生物シンビオートに取り憑かれたヴィランで、見た目こそヴェノムに似ているが、その性質ははるかに邪悪。身体の色は赤がベースになっているのが特徴。

カーネイジは、ヴェノムことエディ・ブロックが投獄された際に、偶然同じ牢獄にいた凶悪殺人犯クレタス・キャサディにシンビオートの一部が取り憑いたことで誕生した。

『アブソリュート・カーネイジ』のライターを務めるのは、『サノス・ウィンズ』『シルバーサーファー:ブラック』なども手掛けるドニー・ケイツ。本作は、『シルバーサーファー:ブラック』にも登場したシンビオートの創造主、邪神ヌールを復活させるため、カーネイジがニューヨークに舞い戻るところから始まる。

カーネイジがターゲットにしたのは、これまでにシンビオートが取り憑いたことのあるすべての宿主。一度でもシンビオートが取り憑いたことのある生物のDNAには、宿主の情報を群れに伝える「コーデックス」という置き土産が残されており、カーネイジは、これを回収することで、シンビオートの群れと繋がり、邪神ヌールを復活させようとしていた。

自らの軍勢を増やし、シンビオートの宿主を根絶やしにする完全虐殺(アブソリュート・カーネイジ)を目論む殺人鬼に、ヴェノムとスパイダーマンが手を組んで立ち向かうが、血で血を洗う激しい戦いは、他のヒーロー達をも巻き込んで泥沼化。やがてカーネイジの魔の手は、エディの大切な人間にも迫ることに……。

Writer

THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

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