『ボーダーライン』第3作、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が復帰の可能性 ― 『ブレードランナー 2049』で2作目は登板ならず

映画『ブレードランナー 2049』(2017)や『メッセージ』(2016)など、近年ハリウッドでずば抜けた高評価を受けている映画監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ。彼が2015年にメキシコの麻薬カルテルを扱ったスリラー映画が『ボーダーライン』だった。
2018年、同作の続編映画『ボーダーライン2(原題:Sicario 2: Soldado)』が公開される。残念ながら再登板が叶わなかったヴィルヌーヴだが、どうやら第3作に復帰する可能性があるようだ。

『ボーダーライン』、および続編でプロデューサーを務めるエドワード・マクドネル氏は、英Empire誌にヴィルヌーヴの意向を語っている。続編の製作当時、監督は『ブレードランナー 2049』の製作で忙しかったようなのだ。

「彼(ヴィルヌーヴ)は、続編も監督をしたいと強く希望していました。もしかすると第3作では戻ってきてもらうかもしれない、という話をしたんです。(3作目は)作られるべきですしね。彼は“もしできるなら、この映画(続編)を明日にでも撮りたい”と言っていたんですが、脚本がまとまり始めていた時期、彼が『ブレードランナー 2049』を作ることはわかっていたんです。」

前作に続いて脚本を担当したのは、初監督作品『ウィンド・リバー』の日本公開を控えるテイラー・シェリダン。彼は『ボーダーライン』の製作終了後、わずか数ヶ月で続編を執筆したのだという。ヴィルヌーヴに代わってメガホンを取ったのは、イタリア・フランスの合作によるノワール映画『暗黒街』(2015)を手がけたステファノ・ソッリマだ。

『ボーダーライン2』には、前作で強いインパクトを残したアレハンドロ役のベニチオ・デル・トロ、マット・グレイヴァー役のジョシュ・ブローリンが続投。今回はマットに焦点を当てたストーリーで、扱われるのは麻薬カルテルではなく人身売買だという。前作以上の予算で、アクションを増加し、よりダークな作品になっているようだ。Empire誌には「続編というよりも同じ登場人物による独立した作品」と記されているように、ヴィルヌーヴとは異なるタッチの続編に期待したい。

ところでヴィルヌーヴは、傑作SF小説『デューン/砂の惑星』の映画化に着手しているほか、その後は『クレオパトラ(原題:Cleopatra)』も控えている。『ボーダーライン』3作目への帰還が実現するなら嬉しいが、果たして製作はいつになることか……?

映画『ボーダーライン2(原題:Sicario 2: Soldado)』は2018年6月29日に米国公開予定。なお、原題の“Soldado”とはスペイン語で「兵士」の意だ。

Source: Empire Magazine 2018 March
https://screenrant.com/sicario-3-denis-villeneuve-director/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35397143143/ )

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