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『ボーダーライン3』いつ実現?「もうない、実現しないと言ったらザワついた」とジョシュ・ブローリン「企画は確かにある」

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
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ベニチオ・デル・トロ&ジョシュ・ブローリン共演による傑作サスペンスアクション『ボーダーライン』シリーズの第3作(タイトル未定)の進捗状況をブローリンが語った。

『ボーダーライン』(2015)は米国とメキシコの国境地帯を舞台に、メキシコの麻薬組織壊滅を目的とする特殊チームが、麻薬戦争の最前線で衝撃の実態と対峙する。特殊チームにスカウトされたFBI女性捜査官ケイト・メイサー役をエミリー・ブラント、メキシコ政府の元検事アレハンドロ役をベニチオ・デル・トロ、マット・グレイヴァー捜査官役をジョシュ・ブローリンが演じた。

続編『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018)にはデル・トロ&ブローリンが続投したが、ブラントは出演していなかった。ただし製作陣は、来たる第3作では主要キャスト3人を復帰させる方針。2023年に全米脚本家組合・全米映画俳優組合のWストライキが起きた際には、ストライキの終結後すぐに動き出す計画とされていた。

ところが2025年11月現在、『ボーダーライン3』の企画は進捗が聞こえてこない。米The Hollywood Reporterのインタビューにて、ブローリンは「ずいぶん時間がかかっていて、なかなか進まない」と率直に語った。

「ある時、僕が言ったんです。“もう『ボーダーライン3』はないと思う。実現するとは思えない”と。そうしたら周囲がざわついて、モリー・スミスとサド&トレント・ラッキンビル(プロデューサー)からもコメントがあった。その後も“もうすぐだ”という話をずっと聞いているし、企画はたしかにあるんですよ。いつ実現するかはわからないけれど、たしかにある。その可能性には期待しています。」

ブローリンが名前を挙げたモリー・スミス&トレント・ラッキンビルは、2023年9月の時点で『ボーダーライン3』は「100%」実現すると述べ、本格始動が「非常に近い」と発言していた。シリーズの脚本家であるテイラー・シェリダンは早くからシリーズを3部作から構想していたため、「きちんと締めくくらなければならない」と。

しかし、現時点で具体的な進捗はない状況とみられる。第1作は『デューン』シリーズのドゥニ・ヴィルヌーヴ、第2作は『ウィズアウト・リモース』(2021)のステファノ・ソッリマが監督を務めたが、第3作の監督は不明。脚本にシェリダンが復帰するのかもわからず、一時は『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーが企画に関与していたこともわかっている

ちなみに、復帰が期待されるブラントも、2024年2月の時点では「(『ボーダーライン3』について)動きがあることは耳にしていますが、何も確かではありません。何も見ていないし噂だと思います」と語っていた

今回、ブローリンはこうも言っている。「ただ、あんまり長く待ちすぎると、僕たちも歩行器が必要になってしまうから」。

Source: The Hollywood Reporter (1, 2)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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