シルベスター・スタローン、新作アクション映画でマイケル・ベイとタッグ ─ 荒廃した未来、戦地と化したアメリカ

『ロッキー』『エクスペンダブルズ』シリーズのシルベスター・スタローンが、アクションスリラー作品『リトル・アメリカ』(原題:Little America)の主演を務めることが分かった。製作総指揮を務める『トランスフォーマー』シリーズの破壊王マイケル・ベイとタッグを組む。米Deadlineが報じている。
舞台は、荒廃した未来のアメリカ。国家は崩壊し、戦地と化していた。スタローンが演じる元陸軍レンジャー部隊の男は、アジア人億万長者から娘を捜索する任務で雇われる。戦闘能力に長けた娘の姉妹も同行し、多くのアメリカ人が避難している香港の町リトル・アメリカに向かうことに。スタローン部隊は、城壁に囲まれたリトル・アメリカの闇の内部を捜索していく。
監督を務めるのは、脚本兼任のローワン・アターレ。スタローンが設立した映画会社Balboa Productionsとロサンゼルス、ロンドンに拠点を置く映画製作会社AGC Studiosが製作を担当する。当初、ユニバーサル・スタジオが本作の脚本を獲得したが、企画から離脱。2020年2月20~27日に開催される映画作品の見本市European Film Marketで、AGC Studiosが本作の配給権を出品するという。
Deadlineによると、本作はジョン・カーペンター監督の近未来SF映画『ニューヨーク1997』(1981)を彷彿とさせる内容とのこと。ヒーロー映画『Samaritan(原題)』(2020年11月米国公開)にも主演予定のスタローンは、齢73歳になった現在でも衰え知らず。『リトル・アメリカ』の撮影は、『Samaritan』撮影完了後の2020年夏に開始される見込みだ。
Source:Deadline