シルベスター・スタローン、ロッキー役を引退か ― 『クリード 炎の宿敵』で「おそらく最後」

俳優シルベスター・スタローンが、代表作である『ロッキー』シリーズの主人公ロッキー・バルボア役からの引退を示唆した。『ロッキー』『クリード』シリーズの最新作、映画『クリード 炎の宿敵』の撮影現場でスタローン自身が語ったスピーチの映像がInstagramに投稿されている。
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この映像の中で、スタローンは「きっと、これが最後になるでしょう」と述べている。「身を退くことを幸せに思います」と話すと、スタローンは「自分の物語が語られている、まったく新しい世界が現代の観客に開かれていますから」とスティーブン・ケイプル・Jr.監督に感謝を表明。『クリード』シリーズの主演を務めるマイケル・B・ジョーダンとハグを交わすと「君が継ぐんだよ」と語りかけている。

ケイプル監督は以前、このスタローンのスピーチについて米CinemaBlendの取材で語っていた。このスピーチは撮影の最終日、スタローンの撮影がすべて終わった直後に起きたもので、スタローンがバトンを受け渡すことについて語っているなか、監督には「燃えている火が聖火に見えた」という。なおスタローンは、この映像に添えて以下のコメントを投稿している。
「40年以上、ロッキー・ファミリーを受け入れてくださった全世界のみなさんに感謝いたします。この意義深い役柄を生み出し、演じてこられたことは本物の栄誉です。つらいことですが、すべては移ろい、そして終わらなければなりません。僕は思いやりと理解のあるみなさんを愛していますし、そして何よりも素晴らしいことに、ロッキーは決して死なないのです。みなさんの中で生きていますから。」
さて、『クリード 炎の宿敵』でロッキー・バルボアの物語にはどんな展開が用意されているのだろうか。自ら執筆した脚本に、スタローンはどんな結末を描いたのだろう?
ちなみにスタローンは製作会社を設立し、主演を務めるダークヒーロー映画の企画など精力的な活動を続けるなか、同じく代表作である『ランボー』シリーズの第5作『ランボー5:ラスト・ブラッド(邦題未定、原題:Rambo V: Last Blood)』も製作中。こちらもタイトルからは完結編の予感が漂っているが……。
映画『クリード 炎の宿敵』は2019年1月11日(金)より全国ロードショー。
『クリード 炎の宿敵』公式サイト:http://www.creedmovie.jp
Sources: Sly Stallone, CB