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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』米国公開2日目で世界興収2億ドルを突破 ─ 火曜公開作品の米歴代記録を更新

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経てのマーベル・シネマティック・ユニバース最新作、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が2019年7月2日(火曜日)に米国公開を迎えた。かねてより大きな注目が集まっていた本作は、火曜日公開作品として、初日興行収入の歴代記録を更新。中国・日本などでの世界最速公開も含めて、すさまじいスピードで成績を伸ばしている。

Deadlineによると、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、公開初日となった7月2日のみで米国興収3,930万ドルを記録。火曜日公開作品の歴代記録を保持していた『アメイジング・スパイダーマン』(2012)の3,500万ドルを抜いて歴代記録を更新する数字となった。翌7月3日にはさらに2,600万ドル(推定)を稼ぎ出し、2日間の累計額は6,530万ドルと、平日ながらも幸先良いスタートを継続中だ。なお、7月7日(日曜日)までの6日間で、米国興収は1億5,000万ドルに達する見込みだという。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

また、6月28日に世界最速公開を迎えていた日本ほか各国でも本作はヒットを続けている。米国公開日である7月2日の時点で、海外興収は1億5,000万ドルを突破済み。すなわち、米国公開2日目の時点で、世界興収は2億1,500万ドルを超えたことになる。特筆すべきは中国での圧倒的なヒットぶりで、7月3日には国内興収1億2,840万ドルを記録。週末には2億ドルを超える可能性も高まってきた。また、ヒーロー映画人気の高い韓国でも7月2日に公開を迎え、2日間で8,900万ドル(推定)を稼ぎ出している。

報道によれば、週末にも世界興収は5億ドルの大台を突破する見込み。ついに公開を迎えた米国にて、本当の勢いが発揮されるのはここからだろう。また中国でも2度目の週末を迎えるだけに、まもなく数字が飛躍的に伸びることはほぼ間違いないだろう。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

なお『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の製作費は、前作『スパイダーマン:ホームカミング』の1億7,500万ドルを下回り、1億6,000~6,500万ドル程度と伝えられている(宣伝・広報費除く)。前作は2億ドルほどの利益が発生したというが、本作はどうなるだろうか。ちなみに『ファー・フロム・ホーム』の製作費が前作から下がった理由のひとつは、トップスターであるアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.が出演していないためだとか。真相は不明だが、なるほど筋は通っているような…。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)より世界最速公開中

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/

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Sources: Deadline(1, 2, 3

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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