『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』超緊張のサスペンスシーンあり ─ 前作マイケル・キートンとの「二人きりの車内」に匹敵

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経た「食後のデザートのような映画」と呼んだのは、ほかでもない製作総指揮のエリック・ハウサーマン・キャロル氏だ。ところがこのデザートは、やはり甘いだけではないらしい。
撮影現場で行われたインタビューでは、ピーター・パーカー/スパイダーマン役のトム・ホランドによって、本作には緊張感あふれるサスペンスシーンが存在することが明かされているのだ。その緊張感の高まり方は、前作『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で、エイドリアン・トゥームス/バルチャー(マイケル・キートン)が、車内にてピーターに静かに語りかけるシーンに匹敵するという。それ、メチャメチャ怖いのでは?

「顔面をぶん殴られたような気持ちになる」
前作『スパイダーマン:ホームカミング』は、少年ピーター・パーカーの成長譚でありつつ、そこに思わぬサプライズをもたらすストーリーテリングが大きな見どころだった。では、続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はどんな内容になるのか。ピーターとエイドリアンが車内で二人きりになってしまう、あんな緊張感のシーンは本作にも存在するのか。この問いかけに、トム・ホランドは真正面から答えている。
「この映画にも、観客のみなさんが顔面をぶん殴られたような気持ちになるシーンはあります。撮影中、(セットを)出てモニターで確認して、ジョン(・ワッツ監督)に“本当にこれで大丈夫ですか?”って確認したのを覚えてます。そしたら“ダメだね、このシーンは嫌われちゃうな”って言われて…でも、本当にそういう場面なんです。すさまじい。非常に緊張感があって、みなさんが足下をすくわれるという点で(バルチャーとのシーンに)よく似ていますね。最高ですよ。」
今回のトムはストーリーの内容をきちんと伏せているため、本作にどんな展開が待ち受けているのか、どんな種類の緊張感を味わえるのかまでは分からない。しかし「足下をすくわれる」ということは、やはり前作に匹敵するサプライズも用意されているということだろうか。
『ホームカミング』『ファー・フロム・ホーム』を手がけているジョン・ワッツ監督は、実は『クラウン』(2014)『COP CAR/コップ・カー』(2015)というホラー/スリラーで才能を花開かせたクリエイターだ。前作でマイケル・キートン演じるバルチャーが恐ろしかったのは当然のこと、むしろ得意分野なのである。さて、今回はどんな仕掛けを張り巡らせているのか…?
とはいえ、ご安心いただきたい。「食後のデザートのような映画」だと語った製作総指揮のエリック氏は、本作について「リラックスして見られるし、ダークになりすぎる心配もしなくていい」とも述べているのだ。「だってスパイダーマンの映画ですからね」と。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)世界最速公開。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/
Source: SR