『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』全世界で6億ドル突破 ─ 米国では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』超え、初動成績歴代2位に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の全世界オープニング興行収入が6億ドルを突破していたことがわかった。米Deadlineが興行データの上方修正を報じている。
ソニーの公式発表では、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2021年12月17日~19日(現地時間)の3日間で、米国で2億6,013万ドル、海外で3億4,080万ドルを記録。世界累計の初動成績は6億93万ドルとなる。日本時間の12月20日に発表された速報の時点では、米国内が2億5,300万ドル、海外が3億3,420万ドルと報じられていたため、どちらも第一報からは微増となり、これが大台の突破に繋がった。
注目すべきは米国の初動記録で、これは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の2億5,769万ドルを抜き、米国のオープニング興行収入の歴代第2位に座するもの。第1位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の3億5,711万ドルである。なお、全世界オープニング興行収入では変わらず歴代第3位にランクインしている。
ソニー・ピクチャーズのトム・ロスマンCEOは、これを受けて従業員へのねぎらいのメッセージを送った。配信サービスの台頭が注目される現在、本作が劇場独占公開で世界規模の記録を打ち立てたこと、またコロナ禍という情勢下での成功を受けて、「今回の勝利は、劇場公開映画が文化的なインパクトを与え続けられるという大いなる証明となりました。劇場公開作品には今でも力があるし、その力は続いていく。スパイディとソニーは、そのことを証明する超強力な一撃を放ったのです」と記されている。
なお、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が特に優れた興行記録を示しているのは、アメリカのほか、イギリス(4,230万ドル)、メキシコ(3,330万ドル)、韓国(2,360万ドル)、フランス(1,920万ドル)、オーストラリア(1,880万ドル)、ブラジル(1,860万ドル)、インド(1,820万ドル)、ロシア(1,790万ドル)など。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)公開。
▼『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の記事
トム・ホランド主演第4作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』タイトル決定、2026年夏公開 ついに決定! 『スパイダーマン4』、デアデビルとのクロスオーバーはある?キングピン役が言及 「聞いていません」 デアデビル役チャーリー・コックス「僕ら共演してるっぽいね」ガーフィールド「いや僕が出るのはスパイダーマン」コックス「だよね、僕も」ガーフィールド「そんなの脚本にないぞ」 『ノー・ウェイ・ホーム』裏話 「アベンジャーズ映画に出たい」デアデビル役チャーリー・コックス ─ 「家賃も払えない」貧乏時代乗り越えボーン・アゲイン 「スパイダーマンでもいい」 スパイダーマンと「赦し」のテーマ ─ ライミ版、アメスパ、そして「フレンドリー・ネイバーフッド」へ 心優しい隣人