【ネタバレ答え合わせ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』リザードどこに飛んでるの問題、真相はこうでした
この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。
リザードのとある行動が初めて見られたのは、2021年11月に公開された『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の第2弾予告編にて。エレクトロとサンドマン、リザードがスパイダーマン1人に襲いかかっていくカットでリザードが、着地点がない──あったとしても絶対に届きそうにない──場所に向けて勢いよく飛んでいたのだ。そこで話題となったのが、アイツは一体どこに向かって飛んでいるのか?ということだった。
この疑問にさらなる謎を与えたのが、同日に公開された本作のブラジル版ティザー映像。ここには実は第2弾予告編には無かった独自のカットが挿入されていて、空中のリザードが首を左に激しく振っているような姿が確認されたのだ。(動画の0:55あたり)
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— Sony Pictures Brasil (@SonyPicturesBr) November 17, 2021
ここでTHE RIVERは、リザードの前に「見えない誰か」がいると仮定して、何者かからパンチを受けたからではないか?と予想してみたり、逆に「見えない誰か」はいないとして、隣にいるサンドマンの砂埃が目に入ってしまったとか、目にゴミが入ってしまってビックリしただけとか、ありえなくもないような小さな可能性を探っていた。
すると、米国で封切りを直前に控えた同年12月中旬、このリザードの一件についてトム・ホランドたち『ノー・ウェイ・ホーム』のキャスト陣が言及。それぞれの思うリザードの行動を予想したのだ。この時点で何人かのキャストは『ノー・ウェイ・ホーム』を鑑賞済みなので、予想と言っても彼らは真実を知っている。それでも未鑑賞のファンにしてみれば、キャストたちのヒントは考察するのに良い判断材料となったはずだ。
ヴィラン達と戦っているスパイダーマンを演じたトム・ホランドによる見解は「鳥です」というもの。ネッド役のジェイコブ・バタロンが「そうそう」と同調すれば、MJ役のゼンデイヤは「破片も舞っているし」と付け加える。上述の“見えない誰かがいない”と仮定した予想と同種の理由だ。
一方、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは、本編未鑑賞ながらに鋭い意見を述べた。「リザードは気づいたんですよ。“デオドラント(わきが止め)を使わなくちゃって”」。リザードといえば、地下水道に身を潜めながら研究を続けていた。そこでずっと時間を過ごしていれば体臭が強烈になってしまうのは仕方ないことで、たとえ戦いの最中でも思わず腕を上げて脇を臭ってしまうだろう。これがカンバーバッチのロジックだ。
それでは『ノー・ウェイ・ホーム』が公開された今、蓋を開けてみたら……まさかの「見えない誰か」がいたパターンだった。MCUといえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で本編のネタバレを避けるために予告編をデジタル修正している。今回も同じことだったのだ。このシーンは、ホランドが演じるピーターがヴィラン達を救うために、他のユニバースからやってきたトビー・マグワイア版ピーターとアンドリュー・ガーフィールド版ピーターと共に最後の戦いに向かう時の一幕。予告編では1対3の構図に見えたが、実はそこには別のピーターが2人いて、3対3のバトルが展開されようとしていたのである。
リザードは、『アメイジング・スパイダーマン』で一度手合わせしているアンドリュー・ピーターとマッチング。アンドリュー・ピーターは一回転した後にキレイなかかと落としをリザードに見舞ったのだった。ということで答えは、【予告編では見えていなかったピーター・パーカーにやられる】でした。正真正銘フェアに戦ったリザード、体臭が臭うなんて言われて何だかかわいそう……。
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