レオパルドン、『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場していた ─ 東映版スパイダーマッ、続編登場の可能性は

\マーベラー!/
ハイクオリティなアニメーションで未体験の映像が展開される『スパイダーマン:スパイダーバース』は、平行世界から集結する様々なスパイダーマンの登場が見どころだ。凄まじい情報量の本作は、これまでの『スパイダーマン』映画へのオマージュなど、イースターエッグ(小ネタ)は枚挙にいとまがない。
中でも公開前より注目を集めていたのが、1978〜1979年に日本で放送され、近年ではインターネット・ミームとしてカルト的人気を誇る東映版スパイダーマン(スパイダーマッ)へのオマージュ。日本特有の特撮ヒーロー的世界観で表現された東映版スパイダーマンといえば、後のスーパー戦隊への先駆けとされるオリジナル巨大ロボット「レオパルドン」が登場するなど異彩を放つ作品だ。
原案コミック「スパイダーバース」にも、東映版スパイダーマンである山城拓也とレオパルドンが登場していたから、映画『スパイダーバース』にも「もしかしたら?」と期待されていたのである。
鉄十字キラー、スパイダーマッ!
実はレオパルドンは『スパイダーマン:スパイダーバース』の劇中にて、さりげなくカメオ登場を果たしている。ホいつの間に!
レオパルドンが登場するのは、映画冒頭でマイルス・モラレスが自室にてスケッチに勤しむシーン。ヘッドフォンでポスト・マローン(Post Malone)の「サンフラワー」を聴きながら、イラストを描き込んでいたスケッチブックを閉じ去るショットで、スクリーントーンを用いてポップに描かれたレオパルドンの姿を確認することができる。このイラストがレオパルドンであることは、本作でアニメーターを務めたニック・コンドウ氏が自身のTwitterで認めている。
Who is that on Miles’s drafting table behind his sketchbook? 🤔#intothespiderverse #SpiderVerse pic.twitter.com/0H9Pq9hOrh
— Nick Kondo 近藤 (@NickTyson) January 12, 2019
東映版スパイダーマン 続編登場はありえる?
まさにカメオ的な登場となったが、もしも『スパイダーバース』に続編が実現した暁には、もっと大々的に東映版スパイダーマンが登場してくれる可能性はあるのだろうか。
製作総指揮のフィル・ロードは、「米国内の興行収入が2億ドルを超えたら」東映スパイダーマンを続編に登場させることをTwitterにて示唆していた。2019年3月5日(米国時間)現在、米国興収は1億8,700万ドルを突破していることから、レオパルドンへの目標条件は達成目前だ。
THE RIVERがその後の検討についてフィル・ロード本人に尋ねてみると、「えーっと……(笑)、今の段階で具体的なお約束はできないんですが、」と前置きしながら「日本のスパイダーマンやレオパルドンを登場させられたら、(続編は)本当にスペシャルなものになると思います」と乗り気だ。
残念ながら約束はしてもらえなかったものの、日本のファンは本当に期待して待っているんですよ、フィル・ロードさん!約束に命を懸ける男、スパイダーマッ!