『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』ヘンリー・ゴールディング、日本映画の影響を語る「黒澤明からマカロニ・ウェスタン的な侍映画まで」
『G.I.ジョー』シリーズの最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は、日本映画からの影響を強く受けているようだ。
シリーズの人気キャラクター、スネークアイズを主人公とする本作は、日本の古代一族「嵐影」の一員として忍者の道を孤独に歩むスネークアイズの歴史と忠誠を、壮大なアクションとスリルで描く物語。監督は『RED/レッド』(2010)『ダイバージェントNEO』(2015)のロバート・シュヴェンケで、2021年10月22日米国公開予定だ。
この度、米Entertainment Weeklyのインタビューに、主演のヘンリー・ゴールディングが登場した。実際に撮影地としても使われた日本からの影響について以下のように語っている。
「ロバート(・シュヴェンケ)は日本映画のシネフィルで、黒澤明からマカロニ・ウェスタン的な侍映画まで網羅しています。彼は日本映画の歴史に夢中になっていて、その影響は劇中でも垣間見られますよ。それこそ戦闘場面では、剣劇が展開されます。とにかく、文化的な影響が隅々に散りばめられていますね。」
本作の製作総指揮を務めたエリク・ハウサムも以前、日本で行われた製作発表時に「日本なくして語れない、コミック史上象徴的なキャラクター」「物語は、日本の文化、土地、伝統に直結しています」と本作について述べており、「黒澤明の国、日本にやってきて、同じ地で映画が撮れる日が来るなんて」と感慨深い様子も見せていた。
また、多くは語れないとしながら、ヘンリー・ゴールディング自身は本作の物語について、「スネークアイズが何者なのかを紐解き、彼が人として歩む道に焦点を当てることが物語の核です。そして、彼を突き動かす動機は何なのか」と説明している。数多くの登場人物を用意して各々の背景を深く掘り下げていくのではなく、一人の主人公に重きを置いた作品になっているということだ。
映画『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は、2021年10月22日米国公開予定。
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Source: Entertainment Weekly