ディズニー&ピクサー『ソウルフル・ワールド』、現在と過去を織り交ぜた新予告編が米公開 ─ 夢見る主人公、ジャズ音楽家への一歩踏み出す

ディズニー/ピクサーによる、“魂(ソウル)の世界”に迷い込んでしまった夢見る音楽教師の冒険を描く新作映画『ソウルフル・ワールド』の最新米予告編が公開された。
物語の舞台は、人間が生まれる前に性格や才能、個性や興味を決める場所“ソウルの世界”。主人公の音楽教師ジョー・ガードナーは、ニューヨークにある伝説のジャズクラブで演奏するという夢を叶える直前に、下水溝に転落してしまい、生死の境をさまようことに。肉体から切り離されたジョーの魂は、“ソウルの世界”にやってきた。そこは魂と情熱を育て、新生児のもとに魂を送り込む場所。ところが、ジョーは自分がまだ生きていることを知る。人間嫌いの魂“22番”と共に、ジョーは自分の身体に戻るまでの冒険に繰り出すことになるが……。
以前、公開された米予告編・特報映像では“ソウルの世界”に焦点が当てられた。一方、今回の映像はジョーの日常を切り取った“リアルの世界”を捉えた内容だ。中学校の音楽教師として働きながらジャズ音楽家としての成功を夢見るジョー、父親と幸せそうにレコードを聴いている少年時代のジョー。現在と過去の場面が織り交ぜられていく中、歌手コーディ・チェズナットによる楽曲「Parting Ways」が映像全体を優しく暖かく包み込んでいる。そして、ジョーが抱く音楽への切実な思いや、夢への一歩を踏み出す自分への励ましの言葉が綴られていく。
「音楽は人生。どこへ向かいたいのか、決めるだけだ。限られた時間は、“本当の自分”を引き出すために使うのです。この世界に意味あるものを生み出せるような情熱的で素晴らしいあなたへ。覚悟を決めましょう、あなたの人生はこれから始まるのです。」
監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009)『インサイド・ヘッド』(2015)のピート・ドクターが務める。主人公ジョーの声優を担当するのは、『ベイビー・ドライバー』(2017)のジェイミー・フォックス。魂“22番”役を「アンブレイカブル・キミー・シュミット」(2015-2019)のティナ・フェイ、ドラマーのカーリー役をザ・ルーツのクエストラヴ、ジョーの母親役を『クリード』シリーズのフィリシア・ラシャド、ジョーの“宿敵”ポールを『ブラインドスポッティング』(2018)のデイビード・ディグスが演じる。劇中歌は人気シンガーソングライターのジョン・バティステが提供し、音楽はトレント・レズナー&アッティカス・ロスが担当。脚本・共同監督には劇作家・小説家のケンプ・パワーズが抜擢された。
ディズニー/ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』は2020年12月11日(金)公開。
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Source: Variety