【考察】マーベル映画、インフィニティ・ストーンの残る1つ「ソウル・ストーン」はどこにある?2つの説を考える
注意

この記事はあくまで筆者の憶測に基づくいわゆるネタ記事ですが、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース作品(『マイティ・ソー:バトルロイヤル』まで)やNETFLIXオリジナルドラマ等のネタバレ要素をふんだんに含んでいるだけでなく、もし予想が的中してしまったら、結果的に2018年公開の『ブラックパンサー』や『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』のネタバレになってしまうかもしれませんので、気になる方は閲覧をご注意下さい。

皆様ごきげんよう。THE RIVERが誇るダメ予想屋アクトン・ボーイです。メジャー作品の内容についての事前予想があまりに当たりませんのでそろそろオーサーネームを「ポンコツ・ボーイ」へ変更しようかと考えているところです。

私がこれまで如何に的外れな予想を立て続けてきたかをつまびらかにして、読者諸兄の貴重なお時間を割くつもりはありませんが、拙稿、【特集】マーベル映画、5つのインフィニティ・ストーン現在地と残る1つソウル・ストーンの行方 ─ サノス襲来に備えてにおいて提唱した『ソウルストーン=ムジョルニアの中にある説』もまた、『マイティ・ソー:バトルロイヤル』にて完全に間違っていることが立証されてしまいました。映画序盤でこれ見よがしにムジョルニアを握りつぶすケイト・ブランシェットの勝ち誇った顔に、ソーに負けず劣らず小生もまた愕然とすることとなったわけです。

言い訳じゃありませんが、正直この説には絶大なる自信がございました。詳しくは前段リンク先の拙稿をお読みいただきたいのですが、説の論拠はマーベル映画のファンの間では割と有名なセオリー、曰くこれまでに登場した5つのインフィニティストーンが保存されている状態を英単語の普通名詞にして、その頭文字を拾っていくと、インフィニティーウォーのメインヴィラン、サノスの英語表記「THANOS」のアルファベット6文字のうち「H」を除いた5文字までが揃うことから、未だ登場していないソウルストーンは、「H」の頭文字がつく何かに格納されている可能性が高いこと、そしてそれはソーの代名詞的な武器ムジョルニア、「ハンマー(Hammer)」なのではないかということでした。在りし日のムジョルニアのパワーを思えば腑に落ちやすく、また『マイティ・ソー:バトルロイヤル』の予告編で一瞬映りこむアスガルドの大破壊もインフィニティストーンが絡んでいるとすればさもありなんといったところでしたが、もう映画を御覧になった方はお判りのようにムジョルニアはソーに秘められた強大なパワーを調節していた道具に過ぎないことが判明、映画にはソウルストーンのソの字も出てきませんでした。

『アベンジャーズ:インフィニティウォー』を来年(2018)に控えたここにきて、6つのインフィニティストーン最後の1つソウルストーンの行方は、完全に迷宮入りした感がございます。しかしそこは腐ってもマーベル大好きポンコツ予想屋(日本語おかしい)。難題だからといって尻尾を巻くのは矜持に反するわけでして、今再び、ソウルストーンの所在について新たなる説を提唱させて頂きたい。しかも今回は二つの説を用意してどっちに転んでもいいように万全を期す(何のだ)所存でございます。

【1】ブラックパンサーの秘密説

まず、こちらの映像を御覧ください。

『ブラックパンサー』(2018)の本予告編です。既に何度もご覧になった方も多いでしょう。これは『シビルウォー:キャプテンアメリカ』(2016)を鑑賞した際にも感じた疑問なのですが、映画版ブラックパンサーのスーパーパワーって何なのでしょうか。『シビルウォー』を観るまでは、体力・武術ともに人類トップレベルの能力を持つテイチャラ国王が、衝撃を完全に吸収する金属ヴィブラニウムをふんだんに使ったスーツを着用しているだけ、と認識していたのですが、中盤の幹線道路チェイスで、バッキーを追って短い時間でしたが車と同じスピードで走ってましたよね?あの場面では、キャップもバッキーも同じ速度で疾走していたので目立ちませんでしたが、彼らは超人血清による強化人間です。彼らと互角以上に渡り合えるのはどういう理屈なんでしょう。

この予告編でもルーフに乗っていた車を爆破され、その爆風で空高く飛び上がりビルの垂直の壁面を疾走、反動で戻ってきて走っている車の横にしがみつき、フロントホイールに手を突っ込んで止めているような描写があります。人類トップレベルなんてもんじゃありませんよね?

これらのことから実写映画においてテイチャラは、強力なスーツ以外のパワーを得る手段を持っていると予想します。それはいかなる手段か、ここでブラックパンサーの公式設定を振り返ってみます。

隔絶されながらも発達した技術を持つアフリカの国家、ワカンダの王、ティチャラがブラックパンサーである。ブラックパンサーの名はワカンダの統治者が代々引き継ぎ、そのためには己の力で獲得しなければならない 神聖な名である。儀式で魔法的なハートの形をしたハーブを摂取することで超人的な能力を与えられるブラックパンサーは、彼の民と世界をあらゆる脅威から守る使命を担っている。
マーベル公式ページ:ブラックパンサーの稿より抜粋)

上記はあくまで、原作コミックのブラックパンサーの設定ですが、大事なのは勿論「儀式で魔法的なハートの形をしたハーブを摂取」ってところです。英語でこのハート形のハーブは「the heart shaped herb」、そう「H」だらけ。コミックではこのハーブ摂取により、前述の超人血清的な効果を得られていることになっています。ファンとしてはどんな理屈であれ受け入れる用意はありますが、ちょっと想像してみてください。チャドウィック・ボーズマンが植物の葉をどうにかしたものを体内に摂取してパワーアップするという描写を。子供も大勢鑑賞するであろう、ディズニー傘下のマーベル映画で、この設定をそのまま実写映画が踏襲するはずがないと思いませんか?(したらダメってことではないです)今までのMCU作品を鑑みれば、原作コミックはあくまでそのエッセンスのみを抽出したような使い方が多いので、ブラックパンサーは「植物の葉」以外の方法で超人的な力を得ているのであろう、そしてその方法は、「ハート型」の容器に収められているか、もしくは「ハーブ」の形をした、ソウルストーン由来のものであると推測するのであります。インフィニティストーンはその種類によって、エネルギーを注入するような使い方ができることが『アベンジャーズ』(2012)から登場したマインドストーンからも判ります。

全ては「the heart shaped herb」の「H」ありきで組み立てた強引な上にふわっとした説ではありますが、この説の論拠としてさらに付け加えたい事柄があります。『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』においてサノスの軍勢にブラックオーダーという、ドラゴンボールでいうところのギニュー特戦隊みたいなチームが登場することが明らかになっており、公式に彼らのヴィジュアルも発表されています。

このブラックオーダー、元ネタはジョナサン・ヒックマンによるコミック、『Infinity』(2013)というストーリーラインにて初登場したサノス麾下のエリート部隊です。この非常に歴史が浅いキャラクター達が登場すること、さらに発表されたブラックオーダーのヴィジュアルがほぼ原作通りということ、また原作の内容がサノスの軍勢対アベンジャーズのオールスターという図式であることから来年の『インフィニティウォー』はこのジョナサン・ヒックマンのコミックの影響が強いことが予想されますが、このコミックの中で、ブラックパンサーはワカンダに攻め入ってきたブラックオーダーの中の一人とガチンコ対決をすることになるのです。コミックをこれから読む方のために詳細は伏せますが、何故かブラックオーダーに狙われるワカンダという図式は踏襲されるのではないかという点からも、インフィニティストーンがワカンダにあるという説を推すものであります。この『Infinity』、ヴィレッジブックス刊で邦訳が出版されていますので気になった方は是非お手に取って見てください。(ブラックパンサーが活躍するのは『インフィニティ Ⅱ』です。)

 

【2】サノスもう持ってる説

石を投げるのはやめてください。失望させたなら申し訳ありません。これはあれです、前段の説の方が本命なのですが、「もしもこれだったら今までの予想全部意味ないよね、まあ、知ってましたけど。」と言いたいがための言わばヤケクソ気味の置き石です。そもそもサノスさんでしたか、インフィニティストーンを集めてるって仰ってますが、『アベンジャーズ』(2012)にて地球にあるスペースストーンを回収するため、6つしか存在しないうちの1つであるマインドストーンをロキに貸し与えて結果両方失ってるって、これ、賢いやり方なんですかね?もしそのロキに貸したマインドストーンが、サノスが所有する唯一のインフィニティストーンであったなら猶更、状況判断能力に疑問が生じます。たとえその圧倒的な実力ゆえに、本気出して集めたら何時でもコンプリートできるという自信からであったとしても、失敗したら収集により手間がかかる状態になるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のロナンの例がなくとも明白なわけで、サノスは保険として1つ手元に所有しているはずとするのは、割と筋が通った合理的な説ではないでしょうか。また、例え『アベンジャーズ』終了時点で1個も持っていなかったとしても、あれから5年あまりの年月が経過していますので、銀河最強を自負するのであれば1個くらいは集めといてほしいものです。

ただ、そうすると困ったことになるのは、前段のファンセオリー。アルファベット6文字のうち5文字までが該当する、最早無視するわけにはいかない公式なんですが、「もう持ってる」場合、サノスの手中という意味で「in Thanos’s hand」の「hand」でお茶を濁すしかなさそうです。そういえば前回の記事にお寄せ頂いたコメントに、NETFLIXオリジナルドラマの『デアデビル』で暗躍し、死者を蘇らせる手段を持つ組織、字幕ではなぜか「ヤミノテ」と表記される「ハンズ(Hands)」が、ソウルストーンを所有しているのではないかという説がありました。個人的にはいくらユニバースを共有しているとはいえ、ここまで関係なく進んできた映画とドラマを融合させるのは無理があるのではないかと思いますが、こちらの説が的中している場合も「Hands」になりますね。

いかがでしたでしょうか。書いていてまたしても外れる気しかしませんが、こういった駄予想ができるのも公開までの限られた時間のお楽しみ。読者の皆様はどんな予想を立てられていますか?

マーベル・シネマティック・ユニバース第18作『ブラックパンサー』は2018年3月1日、第19作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日公開予定です。

Eyecatch Image:Chris Jackson

About the author

1977年生まれ。週刊少年ジャンプ脳のクリーチャー愛好家。玩具コレクター。エンドレスダイエッター。「意識低い系」の文章を信条としています。

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