「スパイダーマンをMCUに留めて」署名活動が乱立、ファンの意見は ─ ディズニー/ソニーの決裂報道受け

米ディズニー/マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズが、今後の『スパイダーマン』映画の資本関係をめぐって交渉決裂状態にあるという報道を受け、ファンが不安にかられている。両社がこのまま合意に至らぬままでは、最悪の場合スパイダーマンがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)から離脱する可能性があるからだ。
これを受け、ネット上でファンは早速署名活動を開始した。オンライン署名サイトのChange.orgでは、「スパイダーマンをMCUに留めて」と訴えるキャンペーンがいくつも立ち上がっている状況だ。たとえば、「Keep Spider-Man with Disney and the MCU」、「KEEP SPIDER-MAN IN THE MCU」、「Bring Spider-Man and Co. PERMANENTLY back to Marvel Studios」、「Bringing Spider-Man back into the MCU」、「Sony sell Spider-Man back to Marvel」「SpiderMan to comeback to the MCU!!!」などなど。
各キャンペーンのコメント欄では、この報道に関する海外ファンの声を直に聞くことができる。もちろん彼らは一様にトム・ホランド版スパイダーマンを愛しており、この親愛なる隣人を今後も観続けるために「ソニーは要求を呑むべきだ」「ディズニーとMCUあってのスパイダーマンだ」と訴えている。本記事時点における賛同数は、多いもので2,000人弱だ。
一連の報道は、米Deadlineの記事に端を発するもの。ディズニーは今後の『スパイダーマン』映画に50対50の資本関係を求めているが、ソニー側がこれを受け入れず、現行規定の「公開初日の5%」利益分配を維持したいと主張しているという。現時点で折衷案が認められず、合意に至らなければMCUの舵取り人ケヴィン・ファイギが『スパイダーマン』映画から手を引くことになる。米Colliderによれば、現在も両者間での交渉は続けられているという。
Source:Change.org