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【予告編とあわせて】『スパイダーマン ホームカミング』ヴァルチャー新情報&ストーリーの一部が判明!

まもなく予告編が全世界同時解禁となる、映画『スパイダーマン ホームカミング』。そのお披露目に先がけて、USA Todayが同作の新たな情報を独占で報じている。気になるストーリーの一端や、ヴィランとして登場するヴァルチャーについてのコメントまで、ぜひ予告編とともにお楽しみいただきたい。

物語は『シビル・ウォー』以降から始まる

『スパイダーマン ホームカミング』は、トム・ホランド扮するピーター・パーカー/スパイダーマンが初登場した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』以降の物語になるという。アベンジャーズ・メンバーが空港で対決したあと、ピーターはクイーンズに戻って日常生活を送っているのだ。本作でプロデューサーを務める、エリック・ハウザーマン・キャロル氏はこう語る。

「たしかに、ピーターはスゴいチームと一緒にヨーロッパに行った。でも今は(クイーンズに)戻って、10科目のテストや数学コンテストを受けている。そこで“僕は何をやってるんだ?”って思うのさ」

http://www.usatoday.com/story/life/movies/2016/12/08/exclusive-sneak-peek-spider-man-homecoming-first-look-new-photo/95058230/
http://www.usatoday.com/story/life/movies/2016/12/08/exclusive-sneak-peek-spider-man-homecoming-first-look-new-photo/95058230/

またピーター役を演じるホランドも、『ホームカミング』が、これまでの映画版『スパイダーマン』とは一線を画するストーリーになっていることを強調した。どうやらアクションは少なめで、むしろ「女の子と話すのに苦労したり、街を守るのに奮闘する男の子の話」になるらしい。

「この映画で、スパイダーマンはまだ完全にできあがっていない。彼はきちんと学んだり、とんでもない失敗をしたりするんだ。そんな彼が失敗を取り返そうとする様子はすばらしいよ」

ピーターのティーンらしい葛藤や成長に焦点をあてるため、本作には、ピーターがクモに噛まれて能力を手に入れるくだりや、ベンおじさんの台詞”With great power comes great responsibility.”(大いなる力には大いなる責任が伴う)は登場しないという。オリジンとしては特殊な1作目になりそうだが、これも「スパイダーマン」という超有名キャラだからこそできることだろう。

ヴィラン・ヴァルチャーも“普通の男”

USA Todayは、『スパイダーマン ホームカミング』のヴィランがマイケル・キートン扮するエイドリアン・トゥームスであると報じている。トゥームスは不気味なウィング・スーツを身につける(=ヴァルチャー)ものの、しかし“犯罪に惹かれる普通の男”だという。

ヴァルチャーの存在について、ホランドは「ヴァルチャーの初登場にはぞっとするよ。ホラー映画みたいなんだ。本当に怖いし、すごく強烈でショッキングだよ」と述べた。またジョン・ワッツ監督は「スパイダーマンがスーパーヒーローになる普通の少年なら、普通の青年たちがスーパーヴィランになることもある。そう考えると面白いだろ」と話している。

『ホームカミング』には複数のヴィランが登場すると報じられており、その数は最多で4人とみられている。きっと“普通の人々”がヴィランに変貌する様子が描かれるとともに、自分と同じ“普通の人間”だったヴィランを相手にスパイダーマンがいかに戦うか、というテーマが内包されていることだろう。

これまでワッツ監督は、善良な父親が殺人ピエロへと変わっていく『クラウン』や、少年たちの日常のすぐ近くに犯罪が存在する『コップ・カー』などを撮ってきた人物だ。詳細は以下の記事に譲るが、そこで培われた手腕は『ホームカミング』でも間違いなく発揮されているのではないだろうか。

映画『スパイダーマン ホームカミング』は2017年8月11日公開。ちなみに、予告編はアメリカ国内版とインターナショナル版の2バージョンが公開されるということだ。

source: http://www.usatoday.com/story/life/movies/2016/12/08/exclusive-sneak-peek-spider-man-homecoming-first-look-new-photo/95058230/
Eyecatch Image: https://www.facebook.com/CaptainAmerica/videos/10154694292587488/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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