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【大解剖】『スパイダーマン ホームカミング』予告編、日本版とアメリカ版を比べてわかること

映画『スパイダーマン ホームカミング』の予告編が公開された。直前に報じられた通り、予告編にはアメリカ国内版インターナショナル版の2種類が存在する。日本の公式SNSなどで大々的に告知されている字幕付きの映像はインターナショナル版だ。

すでに両方ご覧になった方はご存知のことと思うが、この2種類の予告編は内容がまるで違う。すなわち映画を紹介する切り口が異なるのだ。そこで2つの映像を照らし合わせてみると、早くも『ホームカミング』の中身がいろいろとわかってきた。

インターナショナル版(日本語字幕版)予告編

巨悪と戦う(戦いたい)ピーター・パーカー

まずは字幕付きの映像から確認していこう。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での印象的な登場シーンから始まるインターナショナル版は、まず夕刻のクイーンズ、スパイディ・スーツを着たピーター・パーカー(トム・ホランド)、車内で話をするピーターとトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)、アベンジャーズのお面をした強盗をボコボコにするスパイディ、と続く。ちなみに夕刻のクイーンズの映像はのちほど登場するので覚えておいていただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
ここまでの映像で分かるのが、まずピーターがスパイディとして世界を守るため戦っていること、しかしアベンジャーズの域には及んでいないことだ。幕開けから、トニーら“アベンジャーズ”に対する“少年ヒーロー”としてのスパイダーマンを強調する構成になっている。そして、悪と戦う(戦いたい)ピーターの戦いぶりは、このあとヴィランが続々登場することでより確かになっていく。

ふたりのヴィラン、ヴァルチャーとショッカー

インターナショナル版予告編には、スパイダーマンと対決するふたりのヴィランが登場している。マイケル・キートン扮するヴァルチャーと、ボキーム・ウッドバイン扮するショッカー(公式発表はされていないが情報が流出済)だ。スパイディはそれぞれに苦戦を強いられるようだが、どんな能力を見せてくれるのか期待が高まる。ちなみにウッドバイン演じるショッカーの姿は、アメリカ国内版の予告には登場していない

https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
まずはヴァルチャー(マイケル・キートン) https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
続いてショッカー(ボキーム・ウッドバイン) https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
バスを吹っ飛ばす模様 https://www.youtube.com/watch?v=f9M4qC2Jpg4
しかし気になるのは、予告編の後半で、ヴァルチャーがショッカーの武器を持って飛行しているらしいことだ。ヴァルチャーとショッカーは共闘関係にあるのか、それとも別の目的があって動いているのかははっきりしない。ヴィラン同士が対立している可能性もあるだろう。ヴァルチャーがショッカーから武器を奪うという展開はありうるだろうか?

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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