『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』おまけシーン、トム・ホランドは映画を観るまで知らなかった

マーベル・シネマティック・ユニバース版『スパイダーマン』シリーズで主演を務めてきたトム・ホランドは、公私を問わず幾度にわたって公開前の作品の重要な展開について口を滑らせ、そのうち”ネタバレ王子”の異名を持つまでとなった。トムのうっかりには毎回肝を冷やしていただろうマーベル・スタジオは、ある作品では内容を伝えないという決断を取っていたようだ。
この記事には、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のネタバレが含まれています。

その作品というのが、2019年公開の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』だ。念の為伝えておくと、トムは本作で主演を務めている。米Comicbook.comによれば、2019年11月に開催された米ACE Comic Conにゲスト出演したトムは、ポストクレジットシーンの存在を知らなかったと認めている。「知っていたかどうか考えているんですけど、うん、知らなかったと思います」。
一方、ヴィランのミステリオ役を演じたジェイク・ギレンホールは、あらかじめ知っていたのだとか。同席したイベントの場で、「映画公開の1ヶ月前になって初めて知りました」と語っている。これを聞いたトムは、「だって(ジェイクは)再撮影がありましたからね。僕は一回で決めたので、再撮影には行かなくて良かったんです」と冗談交じりに返したという。
『ファー・フロム・ホーム』のポストクレジットシーンでは、ニック・フューリーと部下のマリア・ヒルが登場する。車に乗る2人は少しの沈黙の後、顔が変形。変身能力を持つスクラル人のタロスと妻のソレンであることが判明する。
ちなみに、ソレンが化けていたマリア・ヒルを演じたコビー・スマルダーズも、ポストクレジットシーンの存在を知ったのは映画公開の1週間前。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギから教えてもらったそう。スマルダーズいわく、車内のシーンは別のシークエンスの撮影からカットされたものだといい、ポストプロダクション(撮影後作業)でスクラル人に変身するデジタル加工が施されたという。
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