『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ジョン・ワッツ監督、自らサンドマンのモーションキャプチャーの一部を演じていた

世界中を席巻し、興行収益記録を塗り替え続けているマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、過去フランチャイズからヴィラン5人がカムバック。そのうちの1人であるサンドマンに関しては、ジョン・ワッツ監督自身がモーションキャプチャーの一部を演じていたことが明らかになっている。
米Comicbook.comのインタビューに、『ノー・ウェイ・ホーム』で特殊効果を手がけ、アカデミー賞特殊効果賞にノミネートされているDigital DomainのVFXスーパーバイザー、スコット・エデルスタインが登場。シリーズ第3作では、サンドマン役のトーマス・ヘイデン・チャーチとリザード役のリス・エヴァンスのシーンは過去シリーズからの映像を再利用した部分が多いとの情報や、ワッツ監督がチャーチの代役を務めた舞台裏話も披露している。
「撮影セットでは初めから、チームが撮影しているときにアイライン(俳優がシーンで演技をしている時に見る場所)やカメラ割り、そういった全てを設定する(サンドマンの)代役がいました。ですが、その代役による実際の顔の表情や体のパフォーマンスを、必ずしも使うわけではありません。従ってほとんどの場合は、そこに代役がいてもペイントしてプレートから消します。それから、チームが後にサンドマンになる複数の異なる要素を加わえ、時にそれは監督自身だったとこともあり、実際にジョン・ワッツが(サンドマンの)体のパフォーマンスや、キャラクターで表現したい顔の表情などを演じて撮影しました。」
さらにエデルスタインは、ワッツ監督をはじめとするモーションキャプチャ―の代役が演じた表情や動きに合わせてチャーチの声を乗せ、サンドマンのカムバックが実現したと語っている。
サンドマンとリザードの他には、グリーンゴブリン役のウィレム・デフォー、ドクター・オクトパス役のアルフレッド・モリーナ、エレクトロ役のジェイミー・フォックスが復帰し、この3人は実際に撮影に参加してシーンを撮影している。まさに、シニスター・シックスならぬ“シニスター・ファイブ”と呼びたくなるヴィランの集結は、キャストとVFXアーティスト、その他のスタッフによる血と汗の結晶だと言えそうだ。
▼ 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の記事
トム・ホランド主演第4作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』タイトル決定、2026年夏公開 ついに決定! 『スパイダーマン4』、デアデビルとのクロスオーバーはある?キングピン役が言及 「聞いていません」 デアデビル役チャーリー・コックス「僕ら共演してるっぽいね」ガーフィールド「いや僕が出るのはスパイダーマン」コックス「だよね、僕も」ガーフィールド「そんなの脚本にないぞ」 『ノー・ウェイ・ホーム』裏話 「アベンジャーズ映画に出たい」デアデビル役チャーリー・コックス ─ 「家賃も払えない」貧乏時代乗り越えボーン・アゲイン 「スパイダーマンでもいい」 スパイダーマンと「赦し」のテーマ ─ ライミ版、アメスパ、そして「フレンドリー・ネイバーフッド」へ 心優しい隣人
Source:Comicbook.com