Menu
(0)

Search

【ネタバレ】『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』脚本家、「トニー・スタークはベンおじさんではない」 ─ 名ゼリフに込めた思いが語られる

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

この記事には、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」をトニー・スタークに言わせなかった理由

スパイダーマン』過去の映画シリーズでは、ピーターの叔父にあたるベンが「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というお馴染みの名ゼリフでヒーローの本質をピーター・パーカーに説いていたが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではメイおばさんがピーターに遺した最後の言葉として、このセリフが哀しくも感動的に使われている。

MCU版『スパイダーマン』3部作に、ピーターにとって“人生の師匠”的な役割を担っていたベンおじさんは登場していない。そのためか、「全ての人に救いを手を」との信念を口癖のように説いていたメイおばさんが、この名セリフを言う展開となっていた。

だが考えようによっては、MCU版でピーターが師と仰いでいたトニー・スタークに、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」と言わせる筋書きもアリだったのではないだろうか。『ノー・ウェイ・ホーム』ではマルチバースが開き、過去フランチャイズからヴィラン多数が舞い戻って来ている。極端な話、トニーをカムバックさせることも可能だった訳だが、なぜそうしなかったのだろうか?

スパイダーマン:ホームカミング
© 2017 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & ™ 2017 MARVEL.

『ノー・ウェイ・ホーム』で脚本を手掛けたクリス・マッケナとエリック・ソマーズが、米ポッドキャスト番組「The Q&A with Jeff Goldsmith」に出演し、マッケナがこの疑問に回答。「正直なところ、少なくとも私たちの経験では、それはマーベルで成功の見込みがないアイデアだと思います」と答えている。そしてクリエイティブチームがロバート・ダウニー・Jr演じるトニ・ースタークをカムバックさせることを検討したかどうか尋ねられ、こう返答している。

「『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後でさえ、明らかにトニーは大きな影を落としていました。私たちは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でその点に取り組みましたが、私たちの誰もがトニーを上手く取り上げ続けることは出来ないと感じていたと思います。

MCU版シリーズ第1&2作でトニーはピーターのメンター的な存在として描かれたが、『ノー・ウェイ・ホーム』でその見方が変わったとマッケナは続けている。

「これ(『ノー・ウェイ・ホーム』)を書いている時に私たちが気づき始めたのは、トニーはベンおじさんではないということです。トニーは父親的な存在で、ピーターとの間には絆がありました。ですが脚本を執筆している時、映画が終わるまでにピーター・パーカーの別の物語を伝える機会があることに気づき始めたんです。それは、これまでに他の誰もが想定していたものとは異なるオリジン・ストーリーです。

そこにトニーがいたとしても、何も起こらなかったと思います。私たちは、ピーターの人生における道しるべ──、道徳的なロールモデルはメイだと気づき始めました。そして、彼女が伝え続けた教えにピーターが本当に応えられるかどうか、初めて試されたんです。それが、ピーター・パーカーのすべてを語る真の物語なのです。」

ちなみに、マーベルのオフィシャルインタビューにてトム・ホランドも、「ピーターとメイの関係は、物語の核となる重要なものでした」とコメントし、メイおばさんはピーターのロールモデルだと話していた。

Source:The Q&A with Jeff Goldsmith

Writer

Hollywood
Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

モービウス

マーベル映画『モービウス』ネットミーム化?ここできちんと再評価しておきたい ─ リリース決定、ダークな魅力を見落とさないで

ドゥーム・パトロール シーズン1

しくじりヒーロー奮闘記「ドゥーム・パトロール」、奇抜すぎる世界観ながら愛されるワケ ─ トラウマと向き合う者たち、DCドラマの新境地

スモール・アックス

ジョン・ボイエガ、レティーシャ・ライト出演、魂の人間ドラマ「スモール・アックス」 ─ 歴史を動かした「小さな斧」たちの闘志とは?

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

【予告編考察】『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』鍵を握るキャラ、決戦の行方、秘密を徹底予想 ─ 『ハリポタ』との繋がりに迫る

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

これを読めば『ファンタビ』最新作の準備は万端、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』を観る前にシリーズ前2作をおさらいしよう

ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ

【考察】『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』クレタスの独房の壁、スパイダーマンやモービウスを示唆?360度動画とブルーレイ映像特典から考える

「ザ・ネバーズ<シーズン1>パート1」

「ザ・ネバーズ<シーズン1>パート1」能力者バトルを描く『X-MEN』の系譜継いだSFアクション ─ HBOの新たな自信作、魅力を大解剖

ドゥーム・パトロール

【ご招待】DCドラマ「ドゥーム・パトロール 」THE RIVER独占オンライン試写会に100名様 ─ はみ出し者たちの新ヒーロー・チーム活躍のアクションドラマ、当選者には特別プレゼントも

Ranking

Daily

Weekly

Monthly