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ライミ版『スパイダーマン』1作目、幻のヴェノム/エディ・ブロック役俳優とは

https://twitter.com/RCEverbeck/status/1438536990245343240

ほとんど知られていない事実だが、サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)第1作にも、ヴェノム/エディ・ブロック役俳優がキャスティングされていた。シリーズ3作目『スパイダーマン3』(2007)で同役を演じたトファー・グレイスとは全く別の俳優だ。

幻に終わった“初代エディ・ブロック”を演じるはずだったのはR.C.エヴァーベックという俳優。公開20年経っても自身の出番がお蔵入りになってしまったのが惜しいようで、Twitterで自身の現在の姿とコミックでのエディを比較した写真を掲載。「ディレクターズ・カット?マルチバース?」と、かつての仕事が日の目を見ることを願っているようだ。

エヴァーベックはこのツイートで、ピーター・パーカー役トビー・マグワイア、J・ジョナ・ジェイムソン役J・K・シモンズ、編集部のロビー役ビル・ナン、そして秘書役エリザベス・バンクスと共演したシーンを撮影したものの、カットされたのだと訴えている。実際に過去のツイートでは、J・K・シモンズと共に映った写真も紹介されている。ヴェノムとして変身する展開はなかったということだ。

サム・ライミ版シリーズでのエディ・ブロックは、『スパイダーマン3』でピーター・パーカーのライバル写真家として登場。合成写真の不正をピーターに明かされた雪辱を晴らすため、シンビオートの力に依存してヴェノムと化して復讐に現れるという展開が用意された。結局エヴァーベックにエディ役再演の機会は訪れず、『スパイダーマン3』ではトファー・グレイスが、2018年の新映画『ヴェノム』ではトム・ハーディが演じた。

たしかに、『スパイダーマン』が公開20周年を記念した「ディレクターズ・カット」版なんかが製作されれば、エヴァーベックの幻のエディ役が未公開シーンとしてお披露目される可能性もあるかもしれない。署名サイトでは同作のリマスター版を製作してほしいとの署名も呼びかけられているが、このページでエヴァーベックはちゃっかりこんなコメントを書き込んでいる。「ザック・スナイダーも自分の編集版を作って良くなった。ジョージ・ルーカスも自分の編集版を作って良くなった。サム・ライミにもそれが必要。上映時間の都合でカットされたシーンがあるのだから」。

エヴァーベックはSNSで、#ReleaseTheRaimiCut(ライミカットを公開せよ)のハッシュタグを呼びかけている。果たして、何らかの形で結実することはあるのだろうか……?

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Source:Change.org

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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