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ジェームズ・ガン、『ザ・スーサイド・スクワッド』に絶対の自信 ─ 「DCファンドーム」に出演者と登場、「楽しいこと」計画中

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、DCコミックスの“悪党集団”を描く最新作『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』に並々ならぬ自信を表明している。

このたび、Instagramにてファンからの質問に応じたガン監督は、「もしも自分が作りたい映画を作れて、予算も問題にならないとしたら、どんな映画になりますか?」との問いかけに「1,000%『ザ・スーサイド・スクワッド』」と応答。まさしくそんな映画に仕上がりつつある…ということだろうが、それにしても100%ではなく「1,000%」である。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でも示さなかったほどの自信、その出来栄えやいかに。

そもそも本作の出演者たちは、かねてよりガン監督による脚本を絶賛してきた。監督自身も、撮影について「今までで最も複雑で、最も規模が大きく、だけど一番楽しい」と語っていたほか、本撮影が2020年2月末に終了した際には「これまで映画を作ってきた中で最も充実した時間だった」と手応えを明かしていたのだ。その後、ポストプロダクション(撮影後作業)を進める中で、作品への確信はなお増してきたということだろう。

ワーナー・ブラザース/DCコミックスが『ザ・スーサイド・スクワッド』をガン監督に打診したのは、監督が過去の不適切な発言を理由に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』を一時解雇された2018年夏のこと。当時、スタジオは複数のDCキャラクターを監督に提示し、気に入ったものを映画化してよいとの条件でオファーを出したとされる。すなわち本作は、まぎれもなく“ガン監督が作りたかった映画”なのだ。予算面も問題にならなかったというから、ワーナー側は潤沢な資金を用意して監督を迎えたとみられる。

ちなみに2020年6月現在、『ザ・スーサイド・スクワッド』の内容は謎に包まれている。ガン監督と出演者は、8月23日(日本時間)に開催されるDCコミックスの24時間バーチャルイベント「DC ファンドーム(DC Fan Dome)」に登場予定で、監督はこのイベントについて「とても楽しいことを計画しています」と告知している。年内に公開されるといわれていた初めてのプロモーション映像、もしやここで解禁となるか?

本作には2016年版から、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、リック・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが続投。新たに『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバ、『バンブルビー』(2018)のジョン・シナ、ガン作品の常連者であるマイケル・ルーカー&ショーン・ガン&ネイサン・フィリオン、『アントマン』シリーズのデヴィッド・ダストマルチャン、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)監督のタイカ・ワイティティらが参加した。

ちなみに監督によれば、脚本にない部分で特に面白かったのは、ジョン・シナ、俳優兼コメディアンのピート・デヴィッドソン&フルーラ・ボーグだったとか。ぜひ今のうちからご注目を。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定

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Source: James Gunn

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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