コミック「スーサイド・スクワッド」原作者、ジェームズ・ガン版新作映画に激励送る ― 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を賞賛

2016年からDCコミックス刊行のコミック「スーサイド・スクワッド(SUICIDE SQUAD)」の原作を執筆してきたライターのロブ・ウィリアムズ氏が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督による映画版『スーサイド・スクワッド』(タイトル未定)に激励を送った。

過去の不適切な発言を理由に、ディズニーによって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』から解雇されたガン監督は、2018年10月10日、『スーサイド・スクワッド』新作映画の脚本を執筆していることが報じられている。現時点では脚本のみの契約だが、監督就任を前提に作業が進められているというのだ。
この報道を受けて、ロブ氏は「ベストな判断ではないにせよ…」と複雑な胸中を明かしながら、ガン監督の手がけた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と「スーサイド・スクワッド」の共通点を挙げて、来たる新作に激励を送っている。
FWIW – after writing something like 50 issues of Suicide Squad – that first Guardians movie pretty much tonally nailed what the Squad should be. With more villainy, yes. But that’s a volume dial switch from 9 to 10, really. It’s ALL about character.
— Rob Williams (@Robwilliams71) 2018年10月9日
「あくまでも僕の意見ですが、「スーサイド・スクワッド」を50号ほど執筆したあとに思うのは、1作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は、スーサイド・スクワッドはどうあるべきかを、非常にきちんと押さえた作風だったということです。もちろん、(スーサイド・スクワッドは)もっと悪い奴らですけど。でもそれはボリュームの目盛りを9から10へ増やすようなもので、とにかく、すべてはキャラクターですから。」

報道によると、ガン監督による『スーサイド・スクワッド』新作映画は、2016年にデヴィッド・エアー監督が手がけた『スーサイド・スクワッド』の続編ではなく「完全に新しい作品」だという。ウィル・スミスやマーゴット・ロビー、ジャレッド・レトら出演者の続投については明らかになっていない。ちなみにロブ氏は、この判断について「最高の映画を観られるという意味では良いこと」だとコメントしている。
なおガン監督の『スーサイド・スクワッド』新作就任については、前作を手がけたエアー監督が「ジェームズは(スーサイド・スクワッドに)ふさわしい人物」だと賛辞を送っているほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役のデイヴ・バウティスタや、ドラマ「ヤング・スーパーマン」(2001-2011)のレックス・ルーサー役のほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)でマルティネックス役を演じたマイケル・ローゼンバウムが早くも映画への出演を希望している。ハリウッドに衝撃を与えた電撃移籍は、すでに業界の内外から大きな注目を集めているわけだ。
ジェームズ・ガン監督が脚本を執筆する『スーサイド・スクワッド』新作映画(タイトル未定)の撮影・公開時期は不明。前作映画『スーサイド・スクワッド』ブルーレイ&DVDは発売中。
Sources: Rob Williams(1, 2, 3), Michael Rosenbaum