「スター・トレック ディスカバリー」パイク船長&スポックらのスピンオフドラマが始動 ─ カーク登場前のエンタープライズ号を描く

人気SFシリーズ『スター・トレック』のドラマ版「スター・トレック ディスカバリー」(2017-)から、新作スピンオフドラマ「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド(原題:Star Trek: Strange New Worlds)」が製作されることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
物語の中心となるのは、『スター・トレック』シリーズでおなじみ、“船長”クリストファー・パイク(アンソン・マウント)とスポック(イーサン・ペック)、そしてナンバーワン(レベッカ・ローミン)の3名。「スター・トレック ディスカバリー」シーズン2ではパイクがU.S.S.ディスカバリー号の船長となっているが、本作ではU.S.S.エンタープライズ号にジェームズ・T・カークがやってくる以前の日々が描かれる。
製作総指揮を務めるのは、「スター・トレック ディスカバリー」に続いてアレックス・カーツマン、アキヴァ・ゴールズマン、そしてジェニー・ルメット。3人の原案をもとに、ゴールズマンが第1話の脚本を執筆した。なお、製作・配信を担当する米CBSは、まずはパイロット版を製作する形ではなく、すでにシリーズとしての製作を決定している。
発表にあたり、カーツマンは「スター・トレック ディスカバリー」シーズン2でパイクとスポック、ナンバーワンの人気が高まったことに触れ、「(3人は)『スター・トレック』のカノン(正史)において深い歴史があり、まだ語られていない物語がたくさんあります」とコメント。「エンタープライズ号のクルーとファンのみなさんは、いまや『スター・トレック』ユニバースの新たな地平を目指す旅の途中なのです」との声明を発表した。
現在、『スター・トレック』ドラマ版には「スタートレック:ディスカバリー」とパトリック・スチュワート主演「スタートレック:ピカード」(2020-)のほか、ミシェル・ヨー演じるフィリッパ・ジョージャウ船長のスピンオフドラマ「セクション 31(原題:Section 31)」が企画されている。CBSはアニメシリーズも準備しているだけに、これからも『スター・トレック』の世界はますます広がることになりそうだ。
Source: The Hollywood Reporter