「ストレンジャー・シングス」シーズン4でウィルの誕生日祝われず、ダファー兄弟が日にち変更を検討中 ─「悲しすぎるから」

Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016−)では、“裏側の世界”に潜む怪物に立ち向かう子どもたちを描く恐怖の物語だが、時には彼らが学校生活や青春を謳歌する姿も登場。シーズン4 Vol.1では、春休みでカリフォルニアにやってきたマイクが、ガールフレンドのエルとウィルとともにローラースケート場で遊ぶ姿が映し出されているが、そこでファンはある悲しい事実に気づいたのであった。それはウィルの誕生日が誰からも祝われていないことである。
この記事には、「ストレンジャー・シングス」シーズン4のネタバレが含まれています。
「ストレンジャー・シングス」シーズン4の第2章では、エルがボーイフレンドのマイクを前にして最悪の状況に直面した。エルはローラースケート場で転校先の意地悪な生徒たちと遭遇し、いじめられている様子を彼らに撮影されてしまう。そのビデオカメラにて収められている映像には、“MAR 22.86”という日付が記されていた。“3月22日”というのは、ウィルの誕生日。つまり、マイクやエルはウィルの誕生日のことを完全に忘れたまま彼の前ではしゃいでいたのである。
これもウィルがローラースケート場で不機嫌だった理由のひとつと思わずにはいられない。しかし、2022年6月上旬に公開されたインタビューにてクリエイターのマット・ダファーは、「正直に言うと、僕たちも登場人物と同じように、ウィルの誕生日を忘れていました。だから議論すべきなのは、ウィルの誕生日を別の日に調整するのか、あるいは本当に悲しいままにしておくのかについてでしょう」と告白していた。ロス・ダファーもまた、「その日付を書いたのは、6年前なんです」と述べており、どうやらダファー兄弟も彼の誕生日のことをすっかり忘れていたようだ。
このウィルの誕生日が明かされたのは、2017年10月に配信開始となったシーズン2のエピソード8でのことで、ウィノナ・ライダーふんするウィルの母親、ジョイスが劇中で話していたもの。そんな設定を忘れてしまっていたというマットとロスだが、Varietyのインタビューにてふたりが再び本件について言及。「このままだと悲しすぎますし、物語的にも成立しません」とマットはコメントしており、シーズン2におけるジョイスのセリフをアフレコにて修正することを検討中と話している。ウィルの新たな誕生日を“5月22日”と考えているそうで、その理由は「5月(May)は、ウィノナ(・ライダー)の口の動きと合うから」だという。
たしかにこのままウィルが、家族であるジョナサンやジョイスをはじめ、ベストフレンドのマイクとエルに誕生日を忘れられていたというのは、あまりにも悲しすぎる展開だ。いまさら忘れていたという展開を用意するのにも無理があることから、マットとロスはセリフをまるごと修正するという策を取ることにしたのだろう。果たして、実際に修正されるのか?
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4 Vol.1は独占配信中。Vol.2は2022年7月1日(金)より独占配信開始。
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