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「ストレンジャー・シングス」マイク役、「ダークさ」の進化を『ハリー・ポッター』と比較 ─ テーマは「成長」

ストレンジャー・シングス
Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1~3:独占配信中、シーズン4 Vol.1:5月27日(金)、Vol.2:7月1日(金)独占配信開始

2022年5月、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)が帰ってくる。新シーズンのシーズン4では成長した登場人物たちが新たな脅威に立ち向かうことになり、予告編を見ると明白なように、その雰囲気は前3シーズンから更に暗い。メインキャラクターのマイクを演じるフィン・ヴォルフハルトによると、ダークさが増していくストーリーテリングは『ハリー・ポッター』シリーズと似ているという。

「ストレンジャー・シングス」シーズン4を巡っては、「史上最もダーク」になることが前々から予告されていた。先日公開された予告編では、まるで子どもたちの成長にあわせて「恐怖」レベルが上がっていくかのように、マインド・フレイヤーやデモゴルゴンといったモンスターたちとはまた違う暗いオーラをまとったヴィランが姿を見せた。一体、どこまでダークになっていくというのか。

海外のインタビューでは、マイク役のフィンがこの疑問に1つの答えを提示してくれている。フィンによれば「毎シーズン、よりダークになっていくことは切り離せないもの」だという。つまり、トーンが暗くなっていくのは必然的ということだ。しかし、ファンにしてみればストーリーのエンディングが分からない以上、どうして「切り離せないもの」なのかを探りたくなるもの。これに、フィンは「成長」をキーワードに挙げ、次のように説明している。

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「そういうものは、僕たち皆が成長し、歳を重ねていくことに付随するんだと思います。40歳になってまで、マッシュルームカットのウィッグを被って、デモゴルゴンとかそういうものに叫ぶなんてことはないですよね。(クリエイターの)ダファー兄弟が彼らの時代の人々のようにキャラクターを描いている好例でもあって。僕はこれを『ハリー・ポッター』と比べるのが気に入っています。どんどんダークになっていくにつれて、そこが自分たちの今になる。完璧な進め方だと思います。」

シーズン3では、マイクが「もう子どもじゃない」と言っていたが、コメントから察するに演じるフィンもそのようだ。それはさておき、『ハリー・ポッター』では孤独だった11歳の少年がヴォルデモート卿という闇の魔法使いに立ち向かっていく物語が描かれ、フィンの言うように、全8作のシリーズは中盤あたりからより大人向けのダークな物語へと変貌を遂げていった。

ところで、シリーズ4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2006)では、ヴォルデモート卿の復活が描かれる。一方、同じく通算4作目となる「ストレンジャー・シングス」シーズン4で立ちはだかるのはヴェクナ(Vecna)という名のヴィラン。ヴォルデモート卿と同じように鼻が無いのは単なる偶然だろうか。

あくまで1つの参考として『ハリー・ポッター』のストーリー展開を考えると、「ストレンジャー・シングス」でもヴェクナとの戦いで犠牲者が出てくる可能性もある(前3シーズンでも犠牲者はいるが)。本シリーズを愛する者なら、登場人物の誰か── とりわけ子どもたち ──が死ぬことなど考えたくもないはずだが、蓋を開けてみるまでは未知の世界だ。ちなみにフィンによれば、シーズン4はダークになるだけではなく、「さらに面白くも怖くもドラマチックにもなっていく」という。

Netflix「ストレンジャー・シングス 未知の世界」待望のシーズン4は2部作で配信。Vol.1が2022年5月27日(金)、Vol.2が7月1日(金)より開始だ。

Source: Collider

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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