バッキー役セバスチャン・スタン、マーベル映画批判に反論 ─ 「ハリウッドの動脈、人々の認識以上に貢献している」

「マーベル映画を批判するのは本当にやりやすくなった」とセバスチャン・スタンは言う。2011年『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』から、2025年の新作『サンダーボルツ*(原題)』まで、足かけ15年にわたってマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に携わってきた彼は、いまや最も長期にわたる出演者のひとりだ。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で“インフィニティ・サーガ”が華々しい集大成を迎えてから、MCUをめぐる論調はそれ以前から大きく変化した。原因には映画・テレビシリーズの両方で作品数を増やしすぎたばかりにクオリティが低下したことと、興行面の不調がある。断続的にMCU作品に出演してきたスタンは、そうした変化を肌で感じてきたことだろう。
米Varietyのインタビューで、スタンはマーベル・スタジオを支持する姿勢をはっきりと示した。
「(批判があることは)いいことで、誰にでも意見はあるもの。しかし、彼ら(マーベル)はこの業界に大きく貢献しており、僕たちが小規模の映画を作ることも可能にしている。ハリウッドという大きな構造のシステムを通る動脈であり、人々の認識よりもずっと多くの形で貢献しているんです。」
近年の失敗にもふれて、スタンは「良い映画を何度も作るのは本当に難しいこと」とも口にした。「(マーベルには)本当にすばらしい意図がある。だから、時々かばいたくなってしまう」とも。
「ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)は、地球上で最も無私無欲な人です。すさまじい成功を収めたにもかかわらず、決して変わらず、揺らがない。どうすれば人々を驚かせられるか、どうすれば新しいものを提供できるかを考えることに、彼らは長い時間を費やしています。彼のモットーは“最高のアイデアが勝つ”。それは善意から来るものなんです。」
批評家たちに、スタンはこうも呼びかけている。「先入観をもたないでほしい、そしてすぐに判断しないでほしい」と。
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Source: Variety






























