『スター・トレック』新作映画の米国公開日が決定 ─ 前作『BEYOND』から5年、ついに始動

J・J・エイブラムス製作、『スター・トレック』シリーズの新作映画(タイトル未定)が2023年6月9日に米国公開されることがわかった。米パラマウント・ピクチャーズが発表した。
『スター・トレック』(2009)から始動した、J・J製作の「ケルヴィン・タイムライン」は、前作『スター・トレック BEYOND』(2016)の公開後から紆余曲折を経ていた。2016年夏ごろから、ジェームズ・T・カーク役のクリス・パイン、ジョージ・カーク役のクリス・ヘムズワースを主とする企画が報じられていたが、2018年8月にはスタジオと両者の交渉が決裂。その後、クエンティン・タランティーノ原案企画、「FARGO/ファーゴ」(2014-)「レギオン」(2017-2019)のノア・ホーリーによる新作が報じられたが、前者は進展が見られず、後者はコロナ禍を受けて企画が中断されていたのだ。
公開日が発表された『スター・トレック』新作映画は、2021年3月に報じられた、「スター・トレック:ディスカバリー」の脚本家カリンダ・ヴァスケスが起用された企画とみられる。詳細は明らかになっておらず、ケルヴィン・タイムラインでの新作となるのか、それとも設定やキャストを一新するリブート作となるのかは不明。しかしながら、長らく良い知らせのなかった映画版シリーズにも、ここにきて大きな動きが生じたことになる。
脚本のカリンダ・ヴァスケスは、「スター・トレック:ディスカバリー」シーズン3の第10話『時空よ、永遠に(後編)』や、「スター・トレック ショートトレック」シーズン2の第3話『Ask Not(原題)』のほか、過去には「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」「マーベル ランナウェイズ」「ワンス・アポン・ア・タイム」などで製作・脚本を務めてきた。映画版『スター・トレック』シリーズを女性脚本家が執筆するのは史上初めてとなる。
▼『スター・トレック』の記事
『スター・トレック:セクション31』4月25日配信決定、予告編 ─ ミシェル・ヨー主演、シリーズ最新映画 暴君の真実を描く 「スター・トレック」宇宙艦隊アカデミー描く新スピンオフ、配信前にシーズン2決定 ─ 「シー・ハルク」タチアナ・マスラニーも出演 自信作 セバスチャン・スタン、映画『スター・トレック』主演候補だった ─ DC『グリーン・ランタン』もライアン・レイノルズに敗れる キャリア初期のエピソード 『スター・トレック』スポック役ザカリー・クイント、「絶対に復帰したい」と熱く語る 映画第4作、現在も企画進行中 映画『スター・トレック:セクション31』2025年Paramount+で配信決定、ミシェル・ヨー主演 ─ 皇帝フィリッパ・ジョージャウの物語、特報も公開 「スタトレ」製作陣が豪華集結
Source: Variety