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18年自宅待機『塔の上のラプンツェル』流の乗り越え方 ─ 自宅待機に観たい映画を1日1本紹介

塔の上のラプンツェル
© Disney Enterprises 写真:ゼータイメージ

新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす時間が増えた方も多いのでは。

THE RIVERでは、この困難な時期を映画の力で乗り越えるべく、編集部メンバーそれぞれが「隔離状態」や「孤立」をテーマにしたオススメ作品を厳選。4日連続で紹介する。自宅待機のお供に、ぜひ参考にして欲しい。

2日目は、SAWADYから『塔の上のラプンツェル』(2010)をご紹介。

『塔の上のラプンツェル』

楽しみにしていた音楽イベントの中止が発表。海外旅行に行くはずだったのに、キャンセルに。ましてや、4年に1度のオリンピックも延期だなんて…。こうした状況に、意気消沈している方も多いだろう。筆者も週末出かける予定だった映画館が休館となり、チェックしていた最新作の映画がことごとく観れない、と自宅待機をしながら悶々とする状況が早2週間目に突入する。

しかし、『塔の上のラプンツェル』を観ると、2週間の我慢なんてへっちゃらだと思えてしまう。なにしろ、主人公の少女ラプンツェルは18年間も自宅から出れずにいるのだから。

“自宅から出られない”状況が同じである今こそ、日々を懸命に過ごすラプンツェルのポジティブな姿を見れば、この状況を楽しく乗り切れるかもしれない。

本作を代表する劇中歌の1つ、「自由への扉」を歌うシーンでは、18年間も自宅(塔)から出られない故に、繰り返し訪れる日常に飽きていることを嘆いている。それでも、日々を楽しく過ごすために、ラプンツェルは様々なことに挑戦しているのだ。ルーティンの掃除と洗濯をこなしたら、「お気に入りの本を読んで、部屋の壁に絵を描いたり、ギター、編み物、料理」と、部屋の中で出来ることを楽しんでいる。しかも毎日、1人で。

このような自宅生活を送るラプンツェルには、もし外に出れたら、毎年自分の誕生日になると遠くに現れる灯りの正体を知るという夢がある。「塔から出てはいけない」という母親の言いつけを守り続けるラプンツェルは、部屋の壁に絵を描いて、夢を叶えられた時のことを思い浮かべるのだ。

自宅待機のこの状況を“何もすることが無くて暇”だと思う方もいるだろう。けれど、ラプンツェルのように、退屈な日々をポジティブに考えて行動を起こせば、何か楽しい展開が待っているかもしれない。学校や会社などからの要請で自宅待機生活を送っている方も、『塔の上のラプンツェル』に元気を貰って、明るく楽しい自宅待機を過ごしてみてはいかがだろうか。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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