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パトリック・スチュワート、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の撮影に「苛立ってガッカリした」

パトリック・スチュワート
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48445250077/ Remixed by THE RIVER

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)にて、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア役で再演を果たしたパトリック・スチュワートが、同作の撮影に不満を感じていたことを吐露した。もっとも、これはコロナ禍における撮影方法についての反応であり、映画そのものや出演部分に対するものではない。

スチュワートは『X-MEN』旧シリーズのプロフェッサーXを17年にわたって演じ続けた後『LOGAN/ローガン』(2017)で同役を卒業。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、マルチバースにおける別世界のプロフェッサーXという設定で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品に初登場した。

同作のプロフェッサーXは、屈指のヒーローたちによる秘密組織「イルミナティ」として登場。暴走したスカーレット・ウィッチを食い止めようと試みるが、他のメンバー同様あっさりと殺される幕切れとなっていた。

登場場面では、ドクター・ストレンジ役のベネティクト・カンバーバッチほか、リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役のジョン・クラシンスキをはじめとする面々と共に評議場に集結。しかし撮影では、彼らは1人ずつ個別で撮っていたという。スチュワートが米Happy Sad Confusedに「1人での撮影でした」と認めている。

「あのビッグシーンでの主演役者たちはみな同じ経験をしたと思いますが、我々は個別で撮影したんです。苛立ちもありましたし、がっかりしました。でも、そういうものなのです。ここ数年は大変でした。」

同作の撮影は2020年〜2021年のことで、ちょうどコロナ禍の真っ只中だった。一時は撮影地イングランド全域にロックダウンがかかり、撮影が中断になったこともある。個別での撮影となったのは、感染対策プロトコルによるものだったのだろう。ワンダ役エリザベス・オルセンも、同シーンの撮影で共演者に「一度もお会いしていない」「ムービー・マジック」と話していたことがある。

そのためスチュワートの「苛立ってがっかりした」というのは、劇中の描写に対するものではなく、共演者たちと一緒に撮影ができなかったのが残念だったということと受け止めるべきだ。きっと、カンバーバッチたちと一緒になることを楽しみにしていたのだろう。

なお、旧『X-MEN』シリーズのキャラクターは『デッドプール3』などによってMCU合流の可能性もある。スチュワートが再々登場するかは不明だが、もしも実現するのであれば、今度こそ現場で共演したいと願っているかもしれない。

Source:Happy Sad Confused

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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