マーベルとDC映画が同月公開、『ファンタスティック4』と対決の『スーパーマン』ジェームズ・ガン監督「マーベルの友人が好きだ」

2025年、アメコミ映画の熱い夏がやってくる。新DCユニバース『スーパーマン』が7月11日に、マーベル・シネマティック・ユニバース『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が7月25日にそれぞれ日米同時公開となるのだ。
アメコミ映画の二台巨頭、DCとマーベルが同月に公開されるというガチンコ状態。両作には興味深い共通点もある。スーパーマンはアメコミヒーローの始祖で、ファンタスティック・フォーはアメコミ史上初のヒーローチームである“元祖”同士。映画では、どちらの作品もレトロなデザインを重視している。『スーパーマン』は新生DCスタジオ初の劇場映画であり、『ファンタスティック・フォー』は2026年のアベンジャーズ新作に向けた最後の劇場作となる勝負作。いずれにも大きな期待がかかっている。
そんな超重大作が、7月に同月公開としてバッティングする。このスケジュールについて『スーパーマン』のジェームズ・ガン監督は、「彼ら(『ファンタスティック4』)は僕たちの二週間後に公開される。どちらにも期間がある!」とThreadsにて応答した。
ライバルとして敵対視することはなく、互いに映画界を盛り上げられることを望んでいるようだ。そもそもガンは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのマーベル出身で、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギとの友好も続いている。「僕はマーベルの友人が大好き。ネットではいろいろな議論が繰り広げられている。僕はネットでのファン同士の争いに気を揉むのでなく、映画のポジティブな面に着目したい」と前向きに捉えた。
ちなみにこの7月に劇場で大暴れするのは、スーパーマンとファンタスティック・フォーのみではない。『スーパーマン』前週の7月2日には、大作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』も襲来するのだ(日本公開は8月8日)。恐竜と二組のスーパーヒーロー、まさに群雄割拠の夏がもうすぐやってくる。
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