『スター・ウォーズ』新作予定の最新情報が判明 ─ ケネディ前社長が明かす
『スター・ウォーズ』のルーカスフィルム社長を辞職するキャスリーン・ケネディは米Deadlineのインタビューに応じ、今後予定されるシリーズ各作品の最新情報を明らかにした。
ケネディ任期中は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や「マンダロリアン」などの評判作を多数生み出した一方、企画が発表されながら長らく進捗しないものや、頓挫したように見えるものも多かった。親会社ディズニーのボブ・アイガーCEOは、作品展開について「正しいものであるかをきちんと確認する。深く注意を払う」と釘を刺している。
この度はケネディも「少し慎重に」なるとの姿勢を示した。ルーカスフィルム社長を退任後も、ケネディはプロデューサー職として作品に携わる予定。ケネディが明らかにした各作品の近況から、その概要と実現の可能性をまとめた。
ジェームズ・マンゴールド監督による『スター・ウォーズ』原始映画

これまでの物語から25,000年前を舞台に、フォースを操る最初のジェダイについての物語を描く。『スター・ウォーズ』神話の起源に触れる内容。『ベン・ハー』や『十戒』調の作風になるとされる。
監督は『LOGAN/ローガン』(2017)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)ジェームズ・マンゴールド。脚本は「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(2013 – 2018)「キャシアン・アンドー」(2022)のボー・ウィリモン。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
ウィリモンが「素晴らしい脚本」を書き上げた。「しかし、明らかに型破りなので、保留中になっています」。
実現の可能性
2023年4月に英ロンドン開催の「スター・ウォーズ セレブレーション」で大々的に発表されていた企画だが、現在は「後回しになっている」とケネディ報告。
タイカ・ワイティティ監督による新作映画

マーベル『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)や『ジョジョ・ラビット』(2019)などオフビートな作風を得意とする個性的なタイカ・ワイティティによる企画。ワイティティが『1917 命をかけた伝令』(2019)『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のクリスティ・ウィルソン=ケアンズと脚本を共同執筆した。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
脚本が提出済み。「すごく笑えて最高です。私だけの判断ではありません。特に、私が退任するタイミングですからね」。
実現の可能性
2020年に報じられて以来、具体的な進捗は伝えられず。以前ケネディは、ワイティティが「あまり他の人を巻き込みたくない」様子で、マイペースに進められていると伝えていた。この度は「まだ生きていて、どうするかは新チームが決める」と近況。
ドナルド・グローヴァーによる「Lando」

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)の若きランド・カルリジアンを描くスピンオフ企画。演じたドナルド・グローヴァーが再演する。
2020年にディズニープラス向けの配信ドラマとして始動していたが、その後劇場映画企画に転じる可能性も浮上した。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
グローヴァーによる脚本が提出済み。
実現の可能性
「まだ生きていて、どうするかは新チームが決める」。
カイロ・レン単独作『ザ・ハント・フォー・ベン・ソロ』

続3部作でカイロ・レン/ベン・ソロを演じたアダム・ドライバー発案の企画。『ザ・ハント・フォー・ベン・ソロ』との仮題で、『オーシャンズ』シリーズなどの名匠スティーヴン・ソダーバーグ、『ローガン・ラッキー』(2017)脚本家レベッカ・ブラントによって企画が整えられた。『ボーン・アルティメイタム』(2007)のスコット・Z・バーンズが脚本を仕上げ、ルーカスフィルムも承認していたが、最後にディズニー幹部によって却下されお蔵入りとなっていた。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
スコット・バーンズ執筆の脚本は「本当に素晴らしかった」という。
実現の可能性
「後回しになっている」というが、「誰かがリスクさえ取れば、あらゆる可能性があります」とケネディ。ディズニー幹部さえ納得すれば、蘇る可能性はゼロではないという程度か。
『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督による新作映画

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)ライアン・ジョンソン監督による新たな映画3部作。企画が持ち上がってから程なく、ジョンソンが自身の『ナイブズ・アウト』シリーズで多忙を極めたため、事実上の立ち消えとなっている。
ケネディは、ファンによる『最後のジェダイ』への激しいバッシングにジョンソンが「怯えてしまった」とした。その後、ジョンソンはSNSにて「(笑)怯えはゼロでした、すみません」と否定した。
サイモン・キンバーグによる映画新3部作

『X-MEN』シリーズのサイモン・キンバーグが製作と脚本を手がける新3部作。スカイウォーカー・サーガの影響を受けず、全く新しいキャラクターとストーリーが用意されると伝えられている。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
2025年8月時点で脚本が提出された。「とても良かったのですが、まだ完成形ではありませんでした」として改稿中。現在は70ページに及ぶ概要が仕上げられており、次の原稿が2026年3月目処に提出される見込み。
実現の可能性
ケネディの後任としてルーカスフィルム共同社長に就任したデイヴ・フィローニとリンウェン・ブレナンも本企画を強く支持しているという。実現は2030年以降になるとされる。最も早期に実現するのが本企画と見られる。
『スカイウォーカーの夜明け』続編、『ニュー・ジェダイ・オーダー』

レイ(デイジー・リドリー)を再び主役に招き、『スカイウォーカーの夜明け』から15年後の新時代を描く『スター・ウォーズ/ニュー・ジェダイ・オーダー』。
2023年4月に発表されて以来、デイモン・リンデロフ、スティーヴン・ナイトと脚本家が相次いで降板。現在は『オーシャンズ12』(2004)『ボーン・アルティメイタム』(2007)のジョージ・ノルフィが就任している。シリーズ長編映画初となる女性監督としてシャルミーン・オベイド=チノイが起用されている。
2026年〜2027年の公開が期待されていたが、現在は企画が棚上げ状態。レイ役のリドリーが「待つ価値はあります」とコメントしているのみ。
キャスリーン・ケネディによる最新状況
この度、ケネディは本企画について言及しなかった。

なお、2026年5月22日には劇場映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が日米同時公開となり、2027年5月28日には『スター・ウォーズ/スターファイター』が米公開予定。いずれも劇場公開作としては新たな基軸となるもので、今後のスター・ウォーズ銀河を占う重要な取り組みとなる。
▼ 『スター・ウォーズ』の記事

『スター・ウォーズ』の問題は「ごく一部のファンが同じものを観続けたいと思っていること」とルーカスフィルム前社長キャスリーン・ケネディ振り返る 「全員を満足させることはできません 
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』監督、ネットの声に怯えていたとキャスリーン・ケネディ 「ここが難しいところです」 
キャスリーン・ケネディ、『ハン・ソロ』に後悔 ─ 「ハン・ソロの代わりは務まらないと気付いた」「主演俳優に無理強いしてしまった」 「続けるしかなかった」 
『スター・ウォーズ』新3部作、脚本が執筆中 ─ 2030年以降に公開見込み 3月にも提出されるそう 
『スター・ウォーズ』ルーカスフィルム、キャスリーン・ケネディ社長が退任 ─ 後任にデイヴ・フィローニとリンウェン・ブレナン スター・ウォーズが変わる?
Source:Deadline
























