Menu
(0)

Search

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』脚本の再執筆が決定 ― 『ハリー・ポッター』舞台版の脚本家が新たに参加

スター・ウォーズ/エピソード9

映画『スター・ウォーズ』シリーズの新3部作完結編、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の脚本が再執筆(リライト)されることがわかった。本作の撮影は2018年1月から予定されており、2017年4月の時点で脚本の草稿は完成していると報じられていた。

今回ハリウッド・レポーター誌が独自に入手した情報によると、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に、イギリスの作家であるジャック・ソーンが新たに加わることになったという。主に舞台やテレビドラマで活動している人物で、日本でも戯曲が出版された舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本に携わったほか、映画『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008)が舞台化される際にも脚本を担当している。

これまで『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の脚本は、監督を務めるコリン・トレボロウと、その執筆パートナーであるデレク・コノリーが担当していた。一時は『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』(2017年12月15日公開)のライアン・ジョンソン監督が原案を担当したともいわれていたが、これはのちにジョンソン監督自身が否定している
ハリウッド・レポーター誌によると、今回ジャック・ソーンが起用されたことは「他人に見てもらうことが必要」という判断によるものだという。なお、リライトの規模がどの程度になるのかはわかっていない。

以前トレボロウ監督は、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の脚本を、ルーカスフィルムの脚本チームやキャスリーン・ケネディ社長、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)などを執筆したローレンス・カスダンらと共同で進めてきたことを明かしていた。そのうえで「これこそ僕たちが届けられる最も満足できて感動的な結末」だと自信をにじませていたわけだが、その後、いったい何があったのだろう?

ちなみに米国ではトレボロウ監督の最新作『ザ・ブック・オブ・ヘンリー(原題:The Book of Henry)』が非常に厳しい評価を受けており、一部『スター・ウォーズ』ファンはトレボロウ監督の登板に懐疑的な見方を示していた。もっとも同作はトレボロウ自身の脚本ではないため、リライトはその影響ではないとみられるが……。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年5月24日より全米公開予定

Sources: http://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/star-wars-episode-ix-gets-a-new-writer-1026003
http://collider.com/star-wars-9-new-writer-jack-thorne/

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly