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【噂】『スター・ウォーズ』オリジナル3部作、原点にして頂点の「劇場公開版」がついにBlu-rayリリースか

今から約40年前の1977年5月。全米わずか50館ほどのシアターで封切りされた1本のSF映画は、やがて誰も予想しえなかった大衆の熱狂を呼び、世界中を巻き込んだ巨大なムーブメントとなりました。40年の時を超えてなお、現在も世界中のファンに愛され続ける、映画史上最強のコンテンツ『スター・ウォーズ』です。

封印された「劇場公開版」

しかし現在では、その嚆矢となった「劇場公開時」のオリジナル・トリロジーを鑑賞することは非常に難しい状態です。筆者はこの話題になると、つい感情的になってしまう自分を抑えられないのですが、それというのもこの『スター・ウォーズ』、家庭用のソフトが発売されるたびに、監督であるジョージ・ルーカスが大幅な修正を加えてきた経緯があり、大きく分けて「劇場公開版」「特別編」「2004年DVD版」「2011年Blu-ray版」と4つのバージョンが存在します。そして「特別編」以降のバージョンは、すべて1997年の「特別編」を踏まえた修正となっており、さらにライセンスホルダーだったルーカスフィルムは、ファンの多大な要望にも関わらず「劇場公開版はもはや存在せず、特別篇こそオリジナル」というスタンスをとってきました。

 

もちろん『スター・ウォーズ』以外にも、後年になって修正が加えられ、複数のバージョンが存在する映画はあります。『ブレードランナー』『未来世紀ブラジル』なんかがいい例ですが、どちらも「劇場公開版」と修正後のバージョンは区別されており、ファンはどちらでも好きな方を鑑賞することができます。では、なぜ区別しなければならないのか。資料的価値とか、製作に携わったスタッフへの敬意とか、理由は山ほどありますが、ここでクドクド語ることはしません。とにかく「劇場公開版」を見て『スター・ウォーズ』に惚れ込んだ世代にとっては、ルーカスフィルムのロゴがキラキラしてるとか、宇宙空間が精細で立体的とか、ジャワがロントに乗ってるとか、失礼な言い方にはなりますが、マジでほんっとにどうでもよくて、「劇場公開版」が正当に扱われ、最新のフォーマットで発売されることは悲願だったわけです。

40周年で奇跡の復活へ?

ところが、ここにきて風向きが変わってきました。まずは2012年、ディズニーがルーカスフィルムを買収したことで、『スター・ウォーズ』のライセンスはジョージ・ルーカスの手を離れています。つまり「劇場公開版」の存在を抹消したい張本人が、『スター・ウォーズ』から手を引いたというわけです。また、これまでルーカスフィルムは、特別編製作で手を加えたために、劇場公開版のフィルムネガは「失われた」としてきました。しかし昨年(2016年)手を加えられていない「劇場公開版」の35mmフィルムが発見されたと報じられ、やっぱり存在したことが判っています。『スター・ウォーズ』の大手ファンサイト「MakingStarWars.Net」によると、今年(2017年)、栄えある第1作『スター・ウォーズ』公開から40年のアニバーサリーイヤーに、ついに「劇場公開版」を収録したBlu-rayのリリースが現実となるという複数の証言があるといいます。

もちろん、今回の情報はあくまで「噂」です。過信は禁物ですが、本当ならば、これはディズニーから僕らへの何よりのサプライズプレゼントになることでしょう。

source: http://makingstarwars.net/2017/02/rumor-unaltered-original-star-wars-trilogy-re-released-year/
Eyecatch Image: https://www.inverse.com/article/3942-why-finding-the-original-1977-star-wars-verges-on-the-impossible
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アクトンボーイ

1977年生まれ。スターウォーズと同い歳。集めまくったアメトイを死んだ時に一緒に燃やすと嫁に宣告され、1日でもいいから奴より長く生きたいと願う今日この頃。

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