『スター・ウォーズ』オリジナル3部作、原点の「劇場公開版」Blu-rayリリースは“予定なし”

本日2017年4月28日は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のBlu-ray/DVDリリース日だ。もう商品が手元にあるという方、これから買うという方のほか、すでにデジタル配信で繰り返し観た方もいらっしゃることだろう。私事だが、筆者は未開封のBlu-rayをデスクに置きながら、早く観たい気持ちを抑えつつ、この文章を書いているところだ。
なぜなら緊急事態なのだ。『エピソード4/新たなる希望』の劇場公開40周年にあたる、今年2017年にリリースされると噂されていた『スター・ウォーズ』オリジナル3部作の劇場公開版Blu-rayがリリースされそうにないのである。
ポッドキャスト「スティール・ウォーズ」のホストを務めるコメディアン、スティール・サンダースは、去る4月13日~16日に開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション2017 オーランド」の会場にて、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ氏を直撃している。
オリジナル3部作の「劇場公開版」を甦らせる可能性について尋ねられたケネディ氏は、端的にこう答えている。
「(現在のバージョンに)手を加えたりはしませんよ。冗談でしょう?(笑)オリジナル3部作は、常に彼(ジョージ・ルーカス)が作ったもののままですよ」
それでも希望を……
気になるのは、ケネディ氏が“touch”(動かす、いじる)という表現を使っていることだ。確かに、現在のバージョンをもとにして「劇場公開版」を復元することはないだろう。2016年には、「劇場公開版」の35mmフィルムが発見されたこともわかっているのだ。ソフト化するなら“いじる”ことなく、そちらをソースにするにちがいない……などというのはあくまで屁理屈であって、やはりルーカスフィルムは、ジョージ・ルーカスがたびたび修正を加えた結果としての「現行版」がオリジナル3部作の完成品であるというスタンスなのだろう。
しかしながら、もしも本当にオリジナル3部作の「劇場公開版」が甦らないのだとしたら、同じく2017年内にお披露目されるのではないかといわれている『新たなる希望』4Kエディションも「劇場公開版」ではないということになる。『ローグ・ワン』のギャレス・エドワーズ監督によって4Kエディションの存在は証言されているのだが、こちらの情報はいつアナウンスされるのだろうか?
もっともルーカスフィルムといえば、超がつくほどの秘密主義で知られる企業だ。いくらファンが噂しているとはいえ、情報の解禁日が来る以前に、社長が「劇場公開版をBlu-ray化します!」などと口にするわけがないのである。したがって、いくらケネディ氏が今回こうした発言をしたとはいえ、ファンは決して希望を捨ててはいけない。2017年が終わるまで、いや2018年になっても、「劇場公開版」の復活を願いつづけるべきなのだ……。お願いだから見せてくれ……。
Source: http://movieweb.com/star-wars-classic-trilogy-disney-wont-alter-restore/