「東京コミコン2017」で異常事態、マイケル・ルーカーが暴走「神対応」 ─ 終了無視のボケ倒し、ちゃんこ鍋まで注入

2017年12月1日(金)〜3日(日)の3日間にわたって開催の「東京コミコン2017」、最終日となった3日の朝10時よりスタートしたオープニング・ステージでは、人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」メルル役やマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのヨンドゥ役として知られるマイケル・ルーカーに、『スーサイド・スクワッド』(2016)カタナ役の福原かれんが登場。朝早くから会場の幕張メッセに詰めかけた観客は豪華ゲストの登場に沸いた。マイケル・ルーカーは予定の持ち時間を大幅にオーバー、スタッフを続々とステージにあげるなどやりたい放題の”神対応”で爆笑をかっさらった。

筆者も様々なステージ・イベントを取材しているが、ここまで自由で大きな盛り上がりを見せたステージはなかなか稀だ。そのすこし異様な熱気と空気感を、撮りたての写真と文章で出来る限りリアルにお伝えしたい。

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のっけから「オイ、今日が最終日なのか?知らなかったぞ!マジかよ!ノーノー!泣きそうだ!ウェーン!ウェーン!」とハイテンションで泣き叫ぶマイケル・ルーカー。「最終日だなんて残念すぎるぞ!今日で最後かよ!ゴー・クレイジー!」

すぴ氏チョーキング

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このステージでは、アメコミ・ファンを代表してアメキャラ・ライターの杉山すぴ豊氏も登壇。「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)でヨンドゥが死んだ時は泣いてしまった」と呼びかけると、「泣いたのか?じゃぁ泣かせてやるぜ!」と、すぴ氏をチョーキング。「俺だって泣いたんだぞ!俺の方がもっと泣いたんだぞ!」と叫んだ。

スモー・フレンドの登場

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自由すぎる振る舞いを見せるマイケルは、お次は通訳さんイジリ。「もっと近くに来いや!もっとデカイ声で!アァーイ!」と通訳さんを挑発。間髪入れずに「サプライズだ!俺のスモー・フレンドが来てるんだよ!そいつはスモー・フードを売ってるんだ!」と謎の紹介をスタート。共に登壇した福原かれんさえ戸惑う中、ステージに登場したのは「東京コミコン2017」会場内フードエリアでちゃんこ鍋を販売する力士だった──。

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実はマイケル・ルーカー、前日にこのフードエリアのちゃんこ鍋を食べてからというもの、すっかりちゃんこの虜に。この日は朝から力士を無理やり(?)ステージに上げ、お気に入りのちゃんこで「朝食」を摂り始めたのだった。

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「俺も力士みたいにエナジーが必要なんだよ!ハイ!」と謎理論を展開するマイケルは、隣の福原にちゃんこを勧める。美味しそうに食べる福原を見て「チャンコー!グッド・チャンコー!どうだ?熱いか?」とご機嫌。アメリカ生まれアメリカ育ちの福原も「美味しい!初めて食べました」と笑顔。

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「よし、次は俺の番だ、見てろ」と、福原にマイクを渡してチャンコスタンバイモードに入るマイケル。「いくぞ!」の掛け声でちゃんこをすすりはじめるが、「ブプ!ブプププ…!」と無駄なすすり音を東京コミコンの会場内に轟かせ、「うめぇ!ハッハッハッハ!」とご満悦。ちゃんこを振る舞った力士には「熱いままでも、もっとガツガツ速く食えるのか?」と尋ねると、力士は「はい、もう熱いまま(ちゃんこをすするジェスチャー)」とアンサー。もちろんマイケルはそのジェスチャーを真似る。

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「みんなチャンコを愛してるか?この後はチャンコを食べにいけよ!ハイ!」と大宣伝、ちゃんこ界に多大な経済効果をもたらした(?)。「センキュー!スモー・ガイ!」

終わらないステージ

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福原かれんには、すぴ氏より「カタナではドスの効いたカッコい声ですが、普段はすごく可愛らしい声なんですね」とコメント。「ファンの方にも(カタナ役との)ギャップがすごいですねと良く言われるのですが、極真空手をずっとやっていたので気合の入れ方には自信があります」と笑顔。最後の締めとして、大きな声で「押忍!」と叫び、このステージは締めくくられた。司会者より締めの挨拶も発せられ、ステージ転換のBGMも始まるが…。

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「…オッケーイ?どうする?」まだまだ遊び足りないのがこのトンデモ自由人、マイケル・ルーカーだ。自ら司会者に絡みに行き、日本語で「アリガトウ」と叫ぶように促されると、「アリガトォー!」「センキュー・ソー・マッチ!」「ハイヤァァァー!」「ハイヤァァーってどういう意味?」とまだまだ止まらない。何度も「アリガトー!」と叫びながらも、何故かステージを去ろうとしないマイケル。「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のファンはいるか?」「『ウォーキング・デッド』のファンはいるか?」とステージに投げかけたかと思いきや、福原に対して「君は役者なの?何を演じているんだ?」と問いかけ、「『スーサイド・スクワッド』っていう映画でカタナというサムライ・ウォーリアーを演じているよ」と掛け合いを見せた。「気をつけな!俺も武道をやってるからな!アッハッハッハ!」と大笑いしながら、ヨンドゥvsカタナの2人でアクションも披露してみせる。

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福原かれん「何が起こってるんでしょう」(困惑)

この時点で、既に予定時間をオーバー。周囲のスタッフも時計を気にし始める様子など気にもとめず、「みんな、赤ちゃんはいるか?赤ちゃん連れて写真を撮りに来てくれ!赤ちゃんと写真撮るの最高だよね!」とノンストップで喋り続ける。客席に子連れの観客を見つけると「何歳?」と尋ねる。「2歳?ハーイ!ハーイ!バンザーイ!」とパワープレイ。福原にも年齢を尋ね、「ステージで聞かないでよ」、「何歳?」、「14歳」、「俺も12歳!」とIQの低いやり取りを展開した。更に司会者にも年齢を尋ね、「本当の年齢を言っていいんですか…?43歳」との答えを得ると、「ハァイ!ヤヤイ!」と謎レスポンス。広げた風呂敷を畳む術を全く知らない様子である。

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相変わらずステージ転換のBGMが流れっぱなしのまま、「よし、次は何をやる?」とまだまだ遊び足りない様子のルーカーは、そろそろ渋い顔をし始めた舞台袖のスタッフを何故かステージに「ハイ!ハイ!ハーイ!」と招き入れ、「ハイ!デモンストレーション!」と叫びながら何かを披露しようと準備。そうして我々観客が見せられたのは…。

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オッサン同士の抱っこだった。

「え?背びれの方?」

「あと何分ある?一時間?」とやりたい放題のマイケルは、「FIN.(=終了)」のカンペを見つけても「俺にヒレ(英単語でfin)は無いぞ!魚じゃないし!」と魚の真似をしてみせ、福原に「FIN.ってどういう意味?」と尋ねる。フィナーレの意味だと伝えられたにも関わらず「え?背びれの方?」とボケてみせ、ようやく「もう辞めろってか?みんな、もう辞めて欲しいのか?」と悟る。観客席から名残惜しむ声が挙がると、舞台袖のスタッフらを挑発して大爆笑。

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「オーケー!じゃぁもうそろそろ辞めるか!その代わり、みんな立ち上がってくれ!」と客席全員を起立させ、「アリガトー!」の唱和。予定よりも10分もオーバーして観客をしっかり楽しませ、大きな笑い声をあげながら福原かれんと共に仲良くステージを立ち去った。

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進行さえも無視し、とにかくステージ上で自由に遊び、まさに”神対応”と言うべきファンサービスで観客を大いに盛り上げたマイケル・ルーカー。節々に「ハイ!ハイ!」(英語の”Hi”でなく、日本人が相槌に使う”はい”)を多様するコミカルさが印象的だった。

ギャラリー

 

東京コミコン開催概要

東京コミコンは、スタン・リー氏とApple共同創業者の1人スティーブ・ウォズニアックによって実現した。第二回開催となる今回は、スティーブ・ウォズニアック氏、マッツ・ミケルセン氏カール・アーバン氏ネイサン・フィリオン氏スタン・リー氏マイケル・ルーカー氏の来日が発表されている。

日程:2017年12月1日(金)~2017年12月3日(日)

場所:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1国際展示場 9・10・11ホール)

東京コミックコンベンション公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/

前売入場券はチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて販売中。

About the author

インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

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