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マッツ・ミケルセンとカール・アーバンが謎のバトル ─ 「東京コミコン2017」ステージ、超豪華4ショットが実現

©THE RIVER

2017年12月1日開催の「東京コミコン2017」スペシャル・ステージにて、マッツ・ミケルセン、ネイサン・フィリオン、カール・アーバン、そして福原かれんが登場。豪華メンバーによる特別トーク・セッションが開催された。

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ひときわ大きな歓声と共にステージに登場した”北欧の至宝”マッツ・ミケルセンは「3回も東京に来ているが、こうしたコミコンへの参加ははじめて」とご機嫌。マッツ・ミケルセン、カール・アーバン、福原かれんに囲まれたネイサン・フィリオンは「隣にスター・ウォーズ、スター・トレック、そしてスーサイド・スクワッドに挟まれてますよ、ヤバいですね!」と感無量の様子だ。

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この日は金曜日の開催ながら、会場には多くの来場客が詰めかけた。カール・アーバンは「今日は仕事をサボって来たという人はどれくらいいるのかな?」と会場を沸かせ、「東京に来るのは2009年の『スター・トレック』ぶり。戻ってくれて最高の気分です」と笑顔で語った。

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カールが語る間、隣のネイサンはちょっかいをかける。するとマッツも交えた3人の間で突然「誰が一番椅子に低く座れるかバトル」が勃発。カールが椅子に深く持たれてみせると、マッツは椅子を降りてステージ床に直接着座。負けじとカールがステージに寝そべると、なんとマッツはステージを降りて対抗。謎の執念に会場は歓声と爆笑に包まれた。

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福原かれんは「こんなに大勢の方に来て頂けるなんて思っていなかったのですごく嬉しい。3日間参加させて頂くので、お会いできるのが楽しみです」と挨拶した。

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マッツ・ミケルセンといえば、日本滞在の動向がSNS上でしばしば話題に。「日本人も東京も食べ物も大好き。昨日はとにかく色々食べました。何という名前の料理かわからないけど」と、今回の来日でも早速日本食に舌鼓を打った模様だ。

カール・アーバンからは爆笑エピソードも。「前回、『スター・トレック』のプレミアで日本に来たとき、”平和”という漢字を教えてもらって、それからサインをする時にいつもいつも”平和”と書いていたんです。でもある時、私の漢字が間違えていて、ずっと”屋根”と書いていたことが判明したんです。今回は”平和”の漢字をちゃんと覚えて帰りたい(笑)。」

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アメリカ生まれアメリカ育ちの福原かれんは「毎年夏に日本に帰ってくる度、日本はセカンドホームだなと誇りに思っています。皆さん温かく迎え入れて頂き、本当にありがとうございます」と語った。

『スーサイド・スクワッド』福原かれん「夢を諦めないで」

このステージには、アメコミ・ファンを代表して杉山すぴ豊氏も登場。ゲストへ興味深い質問を投げかけた。

スーパーヒーローものの魅力についてマッツ・ミケルセンは「単純にスーパーパワーを持っているのが良いですね。現実の世界を飛び越えることができて大好きでした。スーパーヒーローは子どもだけでなく大人にとっても魅力的。実は私、スーパーヒーローを演じたことがなくて、悪者ばかりで…」と語った。確かにマッツ・ミケルセン演じるキャラクターは、劇中で死んでしまうことも多いが、「『ハンニバル』のレクターは不滅です。契約にもそう入れてもらいましたから」と笑った。

ネイサン・フィリオンは「またヒーローものに出てもらえないか」と頼まれると「個人的には出たいけど、自分だけの意志では出られませんからね。もし出られるなら是非とも出たいよ。お話があったら誘って下さい」とアピール。

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カール・アーバンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズから『スター・トレック』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)に至るまで、あらゆるポップカルチャー系映画への出演を果たしている。そんなカールから見た東京コミコンは「とにかくファンの皆さんに会えるのが楽しい」と喜ぶ機会。「私は舞台出身ですが、舞台では評価がダイレクトに伝わった。映画ではコミコンのようなイベントに出て初めてファンの皆さんの反応や人気度がわかるんです」と、役者として参加する立場ならではの意見を紹介した。

『スーサイド・スクワッド』カタナ役で一躍ハリウッド・スターの仲間入りを果たした福原かれんは「スーパーヒーロー映画に出るのはアジア人の役者としてはすごく貴重な機会。しかも私にとっては初めての映画だったので、毎日神様に感謝しています」と未だ興奮気味に語る。将来アメコミ映画に出演してみたい日本人に向けてアドバイスを求められると「夢を捨てないで欲しい。アジア人だから、日本人だから、と自分にリミットをかけるのではなく、自ら進んで夢を掴んでください」と、目の覚めるようなメッセージを贈った。

ステージで最後のメッセージを求められると、マッツ・ミケルセンは「え、もう終わりなの?」と名残惜しげ。「明日と日曜日にも戻ってきますよ。東京コミコンが毎年開催されてくれれば嬉しいです」と笑顔を見せ、ネイサン・フィリオンも「本当に貴重な機会です。とにかく皆様とお会いできることを楽しみに生きています」と語った。

カール・アーバンは、『スター・トレック』劇中のナレーションを生披露。会場からは大きな歓声が挙がった。福原かれんは「今日は、何人かの方が『スーサイド・スクワッド』のコスプレをしてきてくださっていて、とても嬉しいです。寒い中ありがとうございます。男性のカタナのコスプレをされている方もいましたが、すごくカッコよかった!」と喜んだ。来場者の皆のことも、しっかり認識もらえているぞ!

ギャラリー

東京コミコン開催概要

東京コミコンは、スタン・リー氏とApple共同創業者の1人スティーブ・ウォズニアックによって実現した。第二回開催となる今回は、スティーブ・ウォズニアック氏、マッツ・ミケルセン氏カール・アーバン氏ネイサン・フィリオン氏スタン・リー氏マイケル・ルーカー氏の来日が発表されている。

日程:2017年12月1日(金)~2017年12月3日(日)

場所:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1国際展示場 9・10・11ホール)

東京コミックコンベンション公式サイト:http://tokyocomiccon.jp/

前売入場券はチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスにて販売中。

 

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。