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『GOTG』マンティス役ポム・クレメンティエフ、日本語が「ペラペラだった」 ─ 京都に住んだ2年間、「東京コミコン2023」で語る

東京コミコン2023 ポム・クレメンティエフ 撮影写真

東京コミコン2023」初日、セレブステージにポム・クレメンティエフが登場した。実はポム、昨年の東京コミコン2022では一度来日が決定したものの、撮影スケジュールの都合で来日中止に。今回は悲願のリベンジとなった。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』(2023)など、大作での活躍が目立つポム。ステージでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの撮影時を振り返ったり、日本愛を語ってくれたり、ファン大満足の時間となった。

『GOTG』マンティス役ポム・クレメンティエフ、「東京コミコン2023」日本愛を語る

東京コミコン2023 ポム・クレメンティエフ 撮影写真

初日のビッグイベントの一つとなったのが、午後5時前にスタートしたエヴァンジェリン・リリー、ポム・クレメンティエフ、ベネディクト・カンバーバッチのマーベル俳優3連続トーク。ポムは2人目として舞台裏の中央からクールに登場すると、客席からは歓声が鳴り響いた。1人目として登場した『アントマン』シリーズのワスプ役で知られるエヴァンジェリン・リリー同様、MCの杉山すぴ豊よりマンティスのフィギュアを手渡されると「マンティスだ!」と嬉しそう。さっそく肩に乗せて遊ぶなど、お茶目な姿も見せた。

念願の参加となった東京コミコンについて、ポムは「今回初めて来させてもらったんですけど、この数年間何度も参加を試みていたんですよ。でも仕事の都合で行けなかったんです」と語っている。「だから今は、本当に嬉しいです」と喜びを伝える。

日本到着後、やりたかったことを訊かれると「たくさんの美味しい食べものを食べることです」と満面の笑み。「日本食は美味しいので、今晩も美味しいものを食べに行きますよ」と大の日本食好きであることを明かした。

東京コミコン2023 ポム・クレメンティエフ 撮影写真

食べ物好きなポムだが、抜群のスタイル。美貌の秘訣を問われると「どうだろうな」と困った様子を見せながらも、「運動も好きなんですよ」と答えた。「日本語で“キュート”は“可愛い”でしたよね?私は可愛くなれる時もあればそうでない時もある。だからその時次第だと思います。私が『ミッション:インポッシブル』で演じたキャラクターは可愛くなかったですから」。

ここで話題は代表作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に。同シリーズでは、頭に触覚を生やしたキャラクターを演じているが、この強烈なビジュアルを演じることになると知った時はどんな気持ちだったのか。

「アンテナみたいな、あれのことですよね。私はスーパーヒーロー映画が好きで、『X-MEN』の大ファンだったんです。それから他のマーベル映画も何作か観ましたし、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の1作目も観てすごく気に入って、自分にとって最高のヒーロー映画になりました。だからジェームズ・ガンとご一緒にできたのは夢のようでしたし、彼とだったら何でも出来ましたね。触覚だって何だって気にしませんでした。結果的にとても楽しいキャラクターを作り出すこともできました。」

銀河のはみ出し者集団で結成されたガーディアンズは困難を乗り越えるたびに絆を深めていったが、それは役者同士も同じ。撮影時を振り返り、「本当に楽しい時間を過ごしました。雰囲気も最高ですし、お互いのことが大好きで信頼もし合っていました。とにかく楽しくて、アイデアを出し合ったりもして。みんな誰に対しても寛容で……」と思い出は尽きない。その立役者として、シリーズを率いたジェームズ・ガンの名前を挙げている。「まさに適切な人材を選んでくれたジェームズ・ガンの力だと思います。撮影中だけじゃなくて、撮影していない時も楽しかったし、仕事に行くのがいつも楽しかったです」。

東京コミコン2023 ポム・クレメンティエフ 撮影写真

ポムといえば直近、『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』でトム・クルーズ演じる主人公イーサン・ハントに立ちはだかる敵、殺し屋のパリスを演じた。あのイーサンとも互角の戦いを繰り広げていたが、気になる立ち回りも見せていた印象。続編となる第8作での再登場も期待できるだろうか?これにポムは「何も言えないんです」としっかり回避。一方で、「これだけは言えます」とヒントも残してくれている。「劇中ではグレッグ・ターザン・デイヴィスのキャラクターがこう言いますよね。“まだ脈がある”と。私が続編に出ているか出ていないかは、ぜひ映画で確認してみてくださいね」。

また、同作では激しいアクションシーンにも登場したポム。プライベートでも、テコンドーや乗馬、スカイダイビングなど、幅広いスポーツを嗜むことでも知られる。挑戦好きだというポムは、新しいことを始める際のモチベーションとして、こんなアドバイスを伝えてくれた。「私はチャレンジすることが大好きなんです。リスクを取って新しいことに挑む。“これ、できるかな?怖いだろうか?”と考えることが好きで、少しずつ学んで上達していく。それを会得して楽しむことが大切なんです」。

そんなポムは今後、スカイサーフィンに挑戦したいのだとか。ここで、アメコミライターの杉山が「シルバーサーファーを演じてほしいですね」と提案。これを聞いたポムは「ブブッ」と吹き出しながら、「そうですね」と頷いた。

東京コミコン2023 ポム・クレメンティエフ 撮影写真

トークの時間も終了が近づくと、話題は京都に2年間住んでいた幼少期に及んだ。「3歳から5歳まで京都に住んでいたんです」と記憶を辿るポムは、「小さいころは日本語がペラペラだったんです」と衝撃の事実。「なぜか全部忘れてしまって。もしかしたら催眠術をかけてもらったら思い出すかも」とジョークを交えながら、思い出を振り返った。

「小さい頃の記憶はあまりないんですけど、よく雪を食べていたことは覚えています(笑)。京都では良い思い出ばかりで楽しい時間を過ごしました。あと、ハローキティの大ファンだったんですよ。今も当時のバッグパックを持っていて、宝物の一つです。」

人生の一部を共有してくれたポムは最後に日本のファンに向けてメッセージ。「愛してます。東京、日本が大好き。一緒に時間を過ごしてくれてありがとうございます。もっと日本について知りたいですし、もっと探検したい。いろんな街とか、田舎のほうにも行ってみたい。文化も食べ物も映画も全部好き。また戻ってきたいです」と熱い言葉を投げかけてくれた。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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